
静岡県の鈴木康友知事(68)は本日7日、リニア中央新幹線静岡工区の『着工容認』を正式に表明しました。鈴木知事は県議会6月定例会の閉会後に緊急で開かれた議員全員協議会で、和田篤夫議長(74)に発言を求め…
「県自然環境保全条例に基づき、リニア中央新幹線工事に係る自然環境保全協定を事業者であるJR東海と締結することといたします。締結日は7月18日とすることとし、本全員協議会終了後、国、JR東海、流域10市町および静岡市、利水団体など関係のみなさまにご連絡し、最終決定といたします」と宣言しました。
全長8.9kmの静岡工区の着工容認自体は、既成事実として認識していましたが…原稿用紙なら12枚(約4600字)に及ぶ長~い宣言文の大部分は、これまでの経緯や県や有識者会議の議論や取り組み、JRとの対話や確認・約束事項の変遷等、トンネル工事が静岡県に及ぼすおそれのあるマイナス面(=デメリット)の減少に関する内容の説明でした。
そのことに関しては、確かに流域住民やわれわれ政治家は、一定以上の理解を共有しているとは思います。しかし、それはあくまでスタート地点にすぎません。リニアの駅はできない静岡県にとって、リスクを凌駕するプラス面(=メリット)に関しての具体的な言及が乏しかったことが気になりました。
知事は「地域振興に係る基本姿勢をまとめた、県との文書の締結について、JR東海から提案がございました。(中略)リニア中央新幹線名古屋開業時のひかりの増便についても、東海道新幹線のさらなる活用等による地域活性化に向けて、連携・協力して取り組んでいくことは非常に重要であり、文書化することは有意義と考えます」とは話しました。
かなり微妙で弱々しい表現ですが…これがこの先、われわれの悲願である『東海道新幹線空港新駅』の実現につながるように…絶大な期待を込めて、知事とJR 東海との交渉の行方を見守っていきます。
知事説明の全文は…→ こちら!!

静岡県議会『令和8年6月定例会』は本日7月7日、知事提出のすべての議案・報告を全会一致で可決・承認し、閉会しました。
鈴木知事の『リニア中央新幹線静岡工区着工承認』の話題で県内はもとより、全国ニュースでも持ちきりですが…私は、7つある常任委員会の中で、今後のリニア工事関連の許可やチェックを管轄する建設委員会の委員長として、以下のような『委員長報告』を行いました。
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今回、当委員会に付託されました案件は、第102号議案『土木工事の請負契約の一部変更について(竜洋海岸静岡モデル防潮堤整備CSG製造工)』ほか4件であります。
まず委員から、議案第102号及び第104号に関し「竜洋海岸静岡モデル防潮堤整備工事の請負契約の変更理由及びその内容について」ただしたところ…議案第102号では「建設資材単価や労務費の上昇によるインフレスライドやCSG製造工の母材土量の増加に伴い契約額を約46億2200万円から約50億9100万円に増額変更する」。
議案第104号では「同じく建設資材単価や労務費の上昇に加え、目隠しフェンス設置工の追加により、契約額を約19億4100万円から約20億800万円に増額変更する」との答弁がありました。
次に「令和8年度の交通基盤部予算における事業の選択と集中の考え方について」ただしたところ「事業採択にあたっては、費用対効果だけでなく、地域の住民のみなさまと意見交換をしながら、中山間地域など地域が抱える課題や様々な効果も含めて総合的に判断していく」。
「また、県民の安全・安心を確保するために、県単独事業により舗装補修や除草、道路区画線の引き直しなど地域のニーズにきめ細かな対応をしていく」との答弁がありました。
次に「物価高騰を踏まえた大井川鉄道全線復旧に向けた県の対応及び7月1日から開始される井川線の観光列車化について」県の認識をただしたところ…
「大井川鉄道が負担すべき費用に対する支援の枠組みについては、令和7年3月に沿線市町と合意しているが、資材や人件費の高騰を受け、昨年度、現場調査を行い復旧費用を精査し確認している」との答弁がありました。
また、井川線の観光列車化について「地元から不安の声が上がったことから、地元の声に真摯に耳を傾けるよう」強く申し入れたところ…
「大井川鉄道は地元関係者との意見交換、沿線住民パスの創設、サポーターズクラブの設置等を提案したことから、地元の一定の理解は得られたものと認識している。交通基盤部としても貴重な観光資源、地域の足としての機能を十分に発揮できるよう期待している」との答弁がありました。
そのほかか『土木職員の採用状況および職員確保に向けた取組』『河川・海岸におけるドローン航路整備に対する県の見解』『中東情勢の緊迫化による県発注工事への影響とその対応状況』『建設業の専門職種の労務費適正化』『リニア中央新幹線整備における河川法に基づく手続きの状況』などについても質疑等がありました。
以上が、当委員会における審査等の概要でありますが、結果といたしましては、議案第102号から第105号まで及び第107号は「全員一致をもって、それぞれ原案どおり可決すべきもの」と決定いたしました。