
静岡県議会『令和8年6月定例会』は、公明党県議団の代表質問に続いて、一般質問が始まりました。
我が会派の望月香世子県議の質問の中で、私が一番印象に残った『様々な事情を抱える就業者の支援策について』という質問と齊藤経済産業部長の答弁をご紹介します。
………………………………………………
望月県議:多くの人は人生の各段階において、様々な課題に直面しています。そして現実には、複数の課題が重なりながら生活や就労に影響を及ぼしている場合も少なくありません
本県においても、様々な制度が整備されているが、制度が存在することと、その制度が本当に必要な方へ届いていることは必ずしも同じではありません。また、生活そのものに困難を抱えている方々をどのように支えていくのかという視点も重要であると考えます。
一例として本県では子育て支援の一つとしてのファミリー・サポート・センター事業が地域における支え合いの仕組みとして重要な役割を果たしているが、既存制度だけでは対応しきれない課題も生じているのではないでしょうか。
共働き世帯が増加し、働き方も多様化する中で、様々な事情を抱えながら働く方の家庭生活を支える仕組みの重要性はこれまで以上に高まっていると考えます。
こうした状況を踏まえ、国においては近年、生活支援サービスを就労継続や人材確保、生産性向上、ウェルビーイング向上にも資する社会基盤として位置付ける動きが進んでいますが、その効果が認識されながらも十分普及しているとは言えない状況です。
また、制度やサービスの信頼性向上も課題となっています。さらに国では、家事支援サービス従事者の国家資格化に向けた検討も進められています。
家事支援を専門性を有する生活支援サービスとして位置付け、その質の向上と担い手確保を図ろうとする大きな政策転換であると考えます。
働く方々が子育てや介護、健康上の課題などと向き合いながら安心して働き続けられる環境をどのように整えていくかが重要になります。
そこで県は、多様な課題を抱える就労者への支援についてどのような課題認識を持っているのでしょうか? また、国の動向も踏まえ、今後どのように市町や企業等と連携しながら支援の充実を図っていくのでしょうか?
齊藤部長:育児や介護、病気など様々な事情を抱える方が働き続けられる環境の整備は、企業の人材確保の面からも重要な課題と認識をしております。
県ではこれまで、多様な働き方の導入に取り組む中小企業へのアドバイザー派遣による伴走支援や、セミナーの開催などを通して、誰もが働きやすい職場環境の整備を支援してまいりました。
一方、国においては、職場環境の整備以外にも、家事支援サービスの福利厚生導入実証事業の実施やサービス料の税額控除の検討など、生活面での負担軽減を図ることで仕事との両立を支援する動きがあり、人材確保や従業員のウェルビーイングの向上を実現する手段として有効であると認識しております。
このため、県内事業者に対して、家事支援サービスの必要性や利用状況の調査を行い、実態の把握に努めるとともに、商工会議所等の経済団体と連携し、サービスの活用が生産性向上や離職防止等にもつながる取組であることを周知してまいります。
また、市町と連携し、地域ごとに設けられた中小企業勤労者福祉サービスセンターが行う福利厚生サービスへの導入について、各センターに検討を働き掛けてまいります。
引き続き、誰もが働きやすい環境の整備を推進することで、様々な事情を抱えながら働く方々の活躍を支援してまいります。
<24日の代表&一般質問>
【望月香世子(46=自民改革会議)】
1 持続可能な港湾に向けた清水港における物流の展望について
2 地域における防災人材の活躍促進について
3 様々な事情を抱える就業者の支援策について
4 ライフステージ特有の健康課題への理解促進について
5 県内中高一貫校の評価について
6 ツキノワグマの管理計画について
【山本彰彦(61=公明党県議団)】
1 知事の政治姿勢について
(1)ベーシックサービスの確保と充実
(2)県誕生150周年を契機とした県政情報の発信
(3)政令指定都市との連携
2 中東情勢による県内への影響を踏まえた対応について
3 スマートシュリンクを踏まえた県の組織体制について
4 林野火災への対応について
5 防災・減災対策の強化について
6 応急仮設住宅の供給体制について
7 スポーツ推進計画について
8 こども・若者の意見の県政への反映について
9 静岡茶ブランドJAPAN TEA SHIZUOKAの今後について
本県のお茶は、20以上の茶産地が存在し、多彩な香味を有することが大きな強みです。一方で、「静岡茶」としてのブランドイメージが十分に発揮されておらず、国内外における認知度向上が課題です。また、茶業環境も厳しさを増しており、生産者の高齢化や後継者不足への対応に加え、収益性の向上が求められています。
こうした中、「静岡茶ブランディングプロジェクト」が始動し、本年4月、ブランドネームやロゴ等が発表され、関係者からも大きな期待が寄せられています。しかし、ブランドの価値を国内外に浸透させ、宇治茶や鹿児島茶との差別化を図りながら輸出拡大につなげていくことが重要であります。
県は、「JAPAN TEA SHIZUOKA」を世界に通用するブランドへ育てていくため、今後どのような戦略で国内外への展開や輸出拡大を進めるのか。また、ブランド価値の向上と茶業の構造改革を実現するため、市町、生産者、茶商など関係者との連携をどのように進めていくのでしょうか?
横山農林水産統括部長:「JAPAN TEA SHIZUOKA」をプレミアム・グローバルブランドとして確立し、輸出拡大につなげていくためには、静岡茶の品質の高さや、それを支える技術、産地の多様性など、「日本のリーディング茶産地」としての本来価値を強く発信し、他産地との差別化を図ることが重要であります。
このため、アクションプランに基づき、茶業界に影響力のある国際的な学術会議での発表や、米国・欧州などの展示会でのPRにより、認知度を高めてまいります。さらに、ブランド価値を向上させるため、茶畑と富士山が織りなす景観などを生かした本県ならではの上質なティーツーリズムの実現に向け、生産者や茶商と共に運営ガイドラインの策定を進めております。
また、産地の維持と生産者の収益性向上を図るため、海外需要の拡大に対応した輸出生産拠点の形成を推進するとともに、てん茶や有機栽培に適した品種への転換、被覆栽培の導入を市町と協力して支援し、茶業の構造改革を進めております。このような取組を通じて、市町、生産者、茶商などの茶業関係者と一丸となり、「JAPAN TEA SHIZUOKA」を世界に通用するブランドへと育ててまいります。
10 高齢者が働きやすい職場づくりについて
11 事前復興まちづくり計画の策定促進について
12 社会情勢を踏まえた都市交通施策について
13 各種申請手数料等の納付における利便性向上について
14 教育行政について
(1)公教育の在り方
(2)望ましい学級の指導体制
15 高齢運転者の交通安全対策について
【山本隆久(65=無所属)】
1 外国人雇用の推進について
2 県内企業を守り抜く経済政策について
3 太陽光発電推進に伴う2030年問題への対応について
4 SPACの成果と今後の取組について
5 障がい者雇用の促進について
6 芳川の河川改修について

亡父も私も大変、お世話になりました。
故竹内良訓前議長のご冥福を心からお祈りいたします。