
牧之原市商工会の『商工会法施行65周年記念式典及び祝賀会』にご招待いただきました。商工会法とは、主に町村における商工業の総合的な改善発達を図ることを目的として、商工会および商工会連合会の設立や運営について定めた法律です。1960年に「商工会の組織等に関する法律」として制定され、1993年に現在の名称に改題されました。
国民経済の健全な発展に寄与することを目的として、地域の商工業者が業種に関わらず会員となり、事業の発展や地域活性化のための活動を行う団体です。地域の商工業者が集まり、経営課題への対応や社会的地位の向上を図る活動を自主的に行う、地域に密着しています。
国や都道府県の補助金を受け、地区内の小規模事業者を対象に経営改善普及事業(経営指導や創業支援など)を実施する役割も担っています。わざわざ、法律の施行…しかも〝65年〟という…一見、中途半端な周年を祝うという考え自体、常にいろいろな企画や改革を通じて、会員相互の交流や共栄に腐心してきた山本明夫会長はじめ、牧之原市商工会全体の矜持を表しているのだと思いました。
第1部の優良従業員表彰式の後、第2部で大井川鐡道の鳥塚亮社長(65)による『地域と企業再生のカギ!!』という記念講演を拝聴しました。鳥塚社長は、赤字に苦しむローカル鉄道の再生に尽力してきたアイディアマンで、いすみ鉄道株式会社やえちごトキめき鉄道株式会社の社長を歴任し、『ローカル鉄道の再生請負人』として知られています。
慢性的に赤字のローカル鉄道を地元民が「乗って支援する」のではなくて、都会にはない景色や体験、」そこにしかない価値をクローズアップして、メディアやSNSの力もフル活用して、年間を通して全国や海外からの観光客を呼び寄せたり、さまざまなアイディア商品やオンリーワンのイベントや体験を売り物にすることで、日常的に多くの乗客や鉄道ファンを集めることができた実例を、詳しく面白く解説してくださいました。
半世紀以上前に軽便鉄道駿遠線が廃線となった榛南地方に、今は鉄道がありませんが…静岡空港や御前崎港、富士山が望める美しい海岸線や大茶園、ウエーブプールや子生れ温泉などなど…遠方から人を呼び寄せられるコンテンツはいっぱいあります。
将来的には、東海道新幹線の空港新駅も必ずできるでしょうし、そうなればJRや大井川鉄道との連結や共存共栄への夢も膨らみます。とにかく、他の地域に負けないように、もっともっと地域のさらなる〝魅力化〟と広告宣伝、情報発信に、市民全員が一丸となって取り組む必要性を改めて痛感しました。

<昨年9月3日に県議会観光議員連盟の視察での鳥塚社長との2ショット>