
IT社会の進展、SNS全盛の現代において、マスコミの報道も、世界中の個人の投稿も(…私のブログもww)どれだけ世間の耳目を集め、いかにたくさんの〝いいね〟をもらい、どれだけ閲覧数を増やしたかどうかが、まるでそれぞれの話題やニュースの価値であるかのような風潮が定着しています。
しかし、視聴数が報酬に直結するユーチューバーらインフルエンサーとは違い…私のような公僕の政治家は、明らかに一線を画すべき場面も存在します。今日お伝えする本日の静岡県議会での委員会審議での2つのシーンは、ほとんどのすべての県民にとっては「へー! そうなんだ!」「ちゃんと気を付けてね!」で終わる話ではないでしょうか?
一般的には「正直どうでもいい話」でも、私自身は再発防止のためにも、しっかりと記録に残しておくべきだと思いますし、自分が見聞きした話題、多少なりとも関わった(=責任のある)事象ぐらいは、書き留めておこうと胆に銘じています。
朝一番に急きょ、10月末に閉会したはずの『令和6年決算特別委員会』が臨時開催されました。昨年度の補正予算のうち、県立静岡がんセンターの医療や研究所の費用合わせて7510万円の減額分が、事業会計の決算書に記載されていなかったにも関わらず、10月の決算特別委員会で「認定すべき」と決定されていたからです。
前回の委員会後に行われた議会事務局の確認作業で誤りが発覚し、前代未聞の再審査と再認定が必要となったのでした。本日の委員会には、静岡がんセンターの堀川俊局長局長が出席し「企業会計システムに補正予算額を反映する際、入力が漏れてしまったことが原因です。再審査に時間をいただくこととなり、深くお詫び申し上げます。大変申し訳ございません」と頭を下げました。
この顛末をローカルニュースでしっかりと報道し、ヤフーニュースやYouTubeにも掲載してくれた静岡朝日テレビさんには賞賛の拍手を送ります。

決算特別委員会の後に開催された、私が副委員長を務める産業委員会での来年度から5年間の県の施政方針を示す『静岡県総合計画』の集中審査でも、首を傾げたくなる記載がありました。
「多様な人材の活躍推進を図るため、女性、若者から高齢者、障害のある人、外国人など、誰もが活躍できる環境を整備します」と高らかに宣言している県職員の管理職への女性登用の目標値のうち、表の最上位の『部長』の比率が、よりによって令和5年度実績の「13.8%」から、今から3年後の令和10年は「12.0%」に下がっているのです。
指摘した藤曲委員が「こんなことがありえるのですか? おかしいでしょう?」と質問すると…担当課長は「現在、設定させていただいている目標値は、令和7年(2025年)を目標値とした国の『第5次男女共同参画基本計画』の数値を〝仮置き〟したものなので、部長に関しては令和5年度の実績値より、低い目標になってしまいました。12月中に閣議決定見込みの(国の)第6次基本計画の目標値を見てから、目標値に更新させていたきたいと考えています」と説明しました。
これに対して、藤曲委員は「国の目標値に合わせて設定してあったということで承知しましたけど、もう実際に現状値として超えているんだから、別にまた国の基準に合わせる必要はないでしょう? 今回も国の新しい目標値に合わせるというなら、新基準での『部長』の目標値が13.8%よりも低かったらどうするんですか?」と、至極もっともな再質問を行いました。
これには担当課長も恐縮しながら「国の今後の数値を見ながら…というところではございますが、県の目標値が上回ってしまう時には、当然県の方をより高い数値に、ちょっと見直しさせていただきたいと思っております」と答えましたが…私は「ちょっと見直し」という微妙な言い方が、ちょっと気になりました!(笑)
…という感じで、日本の議会の日々の一幕や、われわれの日常の仕事の内幕が、多少なりとも伝わったとしたら、うれしいです!