
静岡県議会決算特別委員会(和田篤夫委員長)は本日10月31日、2024(令和6)年度の一般会計と特別会計の各歳入歳出決算、公営企業決算の計17件を、いずれも全会一致で「認定すべきもの」と決めて閉会しました。12月1日に開会の12月定例会で認定される見通しです、
私の所属する産業分科会の良知駿一委員長(43=ふじのくに県民クラブ)の委員長報告は以下の通りです。
【産業分科会委員長の報告】
産業分科会における審査の概要と結果について御報告いたします。
今回、当分科会で審査した決算は、「令和6年度一般会計歳入歳出決算」のうち経済産業部及び労働委員会関係並びに「令和6年度静岡県中小企業高度化資金貸付事業等特別会計歳入歳出決算」外、特別会計歳入歳出決算2件及び「令和6年度静岡県工業用水道事業決算」外、公営企業決算2件であります。
最初に、経済産業部及び労働委員会関係から申し上げます。
まず委員から、MaOIプロジェクトにおける令和6年度で完了した第1次戦略計画期間の成果及び外部有識者による戦略推進委員会で挙げられた課題についてただしたところ、当局から「海洋関連産業に関する国際会議や展示会を開催するなど、MaOI機構を中心に産学官が連携し、海洋資源の活用と環境保全に向けた研究開発や事業化の取組を進めた。その結果、MaOIフォーラムの会員数は目標を上回る 193会員となった。なお戦略推進委員会からは、地元企業の参画や関係団体と連携した人材育成を進めるよう指摘があった」との答弁がありました。
これに対し委員から「第2次戦略計画推進に当たっては、研究成果が着実に本県が抱える課題の解決に結びつくよう取り組まれたい」との意見がありました。
次に、女性役職者育成セミナ一の内容と参加者の反応についてただしたところ「女性役職候補者、女性役職者、女性部下を持つ上司・経営者等を対象としたセミナーをそれぞれ開催し、今後のキャリアプランの作成やグループワーク等を実施した。参加者からは、様々な業種、職種、経歴、考え方を聞くことができ、キャリアに対する自身の意識が変わったなどの感想があった」との答弁がありました。
これに対し「仕事上のキャリアだけでなく、子育てや家庭との両立など女性が社会の中で活躍していくに当たっての様々な課題に配慮して女性の活躍の促進に取り組まれたい」との意見がありました。このほか「ふじのくにICT人材育成事業の内容及び効果、事業承継促進に向けた取組」などについても質疑がありました。
次に、企業局関係について申し上げます。
工業用地の整備状況及び市町に対する伴走支援の内容についてただしたところ「牧之原萩間、長泉東野、湖西内山の3つの工業用地の開発整備を進めた。伴走支援については、市町が整備前に行う開発可能性調査に対する財政的支援や事業実施に向けた技術的な助言を行った。また事業開始後も地元や関係機関との調整、法令上の手続、進出企業からの要望に関する相談、造成コストの削減策などに協力することにより市町の取組を支援した」との答弁がありました。
これに対し「今後も地域の特性や実情を踏まえたまちづくりを進める市町への伴走支援に取り組むことで、〝企業立地日本一〟の実現につなげられたい」との意見がありました。
このほか、「水道事業におけるDX推進の取組内容及び事業効率化の成果」などについても質疑がありました。
以上が当分科会における審査の概要でありますが、結果といたしましては、審査を行った「令和6年度会いう静岡県一般会計歳入歳出決算」の所管部局分外6件の決算につきましては、全員一致をもって、いずれも「認定すべきもの」と決定いたしました。
以上で、分科会委員長報告を終わります。

ハッピー・ハロウィーン!!( *´艸`)