
令和7年度静岡県議会産業委員会の『県内視察研修』で、県西部地区の先進企業・団体を訪れています。本当に本当に興味深くて、何から何まで勉強になります!!!( ; ロ)゚ ゚
1日目の本日は、浜松市の『浜松ホトニクス株式会社中央研究所』『浜北スイーツコミュニティ nicoe(ニコエ)』。そして浜北市の『トヨタバッテリー新居工場』に伺いました!
浜松ホトニクスでは…『ニュートリノ観測』による小柴、梶田両博士の『ノーベル物理学賞』受賞を支えた世界シェア約90%を誇る「光電子増倍管」等…『光関連』の高い技術力を活かした機材や製品を誇る日本を代表する優良企業です。
・PET関連研究によるがんの早期発見や認知症の診断
・レーザー応用研究&製品
・クリーンエネルギーの実現を目指す光の未開拓領域を拓くテラヘルツ研究
・様々な光制御を用いた物質の高機能化
・光と物質の新しい相互作用の活用やバイオものづくり
…といった日進月歩する同社の光技術の最先端の研究・開発の状況。さらには、産業分野における応用や社会課題解決に向け取組及び光技術が持つ未来を拓く可能性などについて調査しました。
浜北スイーツコミュニティ nicoは…
静岡を代表するお土産菓子の『うなぎパイ』で有名な有限会社春華堂が「食育」と「職育」をテーマに開業した商業・交流スペースを擁するスイーツコミュニティ施設です。
イチゴスイーツの安定生産のために、今年4月からスタートアップ企業『HarvestX社』が開発した商業用ロボットによる『イチゴ授粉ファーム』を視察しました。
nicoe館内に立ち上げた「いちごファーム」には、自動授粉ロボットを始め、栽培状況のクラウド管理、自動制御灌水システムなど、次世代ファーミングの在り方が提示されていて…
果実栽培で特に課題とされていた授粉を自動で行うロボットの開発は、世界で初めてロボットによるイチゴの自動授粉を実現。冷房完備の屋内で、夏場でも美味しいイチゴの生産が可能になりました。

トヨタバッテリー株式会社は、技術革新と社会変化の両面で『100年に一度の変革期』と言われる自動車業界の明日を支える電動車用バッテリーの製造メーカーです。
資本金200億円、従業員数5330名(令和7年6月)、売上高2923億円(令和6年度)。トヨタ自動車の完全子会社であり、これまでは、主にハイブリッド車(HEV)用バッテリーを生産してきましたが、今後は電気自動車(BEV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)用バッテリーにも注力し、電動車用バッテリーのリーディングカンパニーを目指しているそうです。
県の基幹産業である自動車産業では、 EV電気自動車化や自動運転化による革新的な構造改革が進展しています。
昨年秋に竣工した同社の最新工場における次世代電動車用バッテリーの研究開発と生産体制のの現況と、カーボンニュートラルの実現に向けた脱炭素化の取組状況を調査しました!