
御前崎市と牧之原市にまたがる県重要港湾・御前崎港の『港湾整備に対する要望活動』に、顧問の地元県議として同行しました。
御前崎市の下村市長と河原崎県議、牧之原市の杉本市長、御前崎港振興会の江川会長らと以下の5つの要望を行いました。
①西埠頭1、2号岸壁の老朽化対策による安定的な物流機能の確保
②防波堤の粘り強い構造化、防潮堤整備等による安全・安心の確保
③港湾計画改訂に向けた検討
④御前崎港の振興や賑わい創出に向けた取組への支援
⑤ブルーインフラ(=CO2の吸収や水質浄化等、環境保全に役立つ機能を持つ藻場や干潟をインフラとして整備・活用すること)の拡大への支援
要望を受けた県の戸谷港湾局長の回答が、かつてないほど詳細で、前向きだったことがうれしかったです。心強いです。

牧之原市の『令和7年度勝間田茶業委員会荒茶荷口品評会』に、ご招待いただきました!
総勢26の生産者や製茶会社、茶農協から出品された勝間田地区の今年の『深蒸し煎茶』と『煎茶』の新茶(=ハサミが入って3日目が基準)の品評成績と講評、そして今春の静岡県の茶業の総括を伺いました!
ここ数年、深刻な茶価の低迷で暗い話題しかなかった茶業界ですが…今年は「明らかに潮目が変わった!」と言われています。JAハイナンの担当者による今年の情勢報告でも「予想だにしなかったバブルになりました」との明るい報告がありました。
先日も書きましたが…先月末の静岡新聞で「今年の二番茶が昨年の7割高で売れている」。日本農業新聞では「全国的に二番茶の市況が異例の高値を記録。鹿児島県では前年同期比約3倍、静岡県でも同2倍の水準」と報じられました。
今や日本最大の生産地の鹿児島で、輸出用を中心とした抹茶の需要増を受け、その原料になる碾茶(てんちゃ)への転換が進み、市場に出される煎茶の量が激減したことがきっかけだったそうで…
「今年は品質に関わらず、どの二番茶もずっと昨年の倍近い高値のまま終わったことはよかったけれど…来年も同じかと言えばわからない」
「今から煎茶と碾茶の供給バランスを見極めた出荷や、展示会への出店や海外販路の模索など、さらなるお茶の魅力発信と合わせ、販路拡大に取り組むことが重要だ」という報告でした。
そもそも、価格高の要因が「鹿児島産の煎茶の出荷減による品薄感」であり、静岡茶の主力である「深蒸しのリーフ茶の需要増」ではないだけに、目まぐるしく変化する業界の状況に対応するスピード感とフットワークの軽さが必要不可欠です。
先月の県議会6月定例会の一般質問で、ワタシは『榛南地域の茶業を中心とした農業の経営安定について』というタイトルで、あえて地元の〝榛南の茶業〟を強調した質問を行いました。
年々複雑化、多様化、そしてリーフ茶の需要減が進み、厳しさを増す静岡の茶業界ですが…全身全霊を傾けて、愛する故郷の基幹産業を守り支えようと奮闘する出席者のみなさんの熱意に応えるため、これからも精神誠意、頑張ります!