
静岡県議会の『原子力発電調査研究議員連盟』の県外視察最終日は、佐賀県玄海町の『玄海原子力発電所』に伺いました!!
玄海原発は、敷地面積は約87万平方メートルもある九州電力で最大の発電所です。安全上重要な設備(原子炉格納容器、原子炉補助建屋、タービン建屋等)は、堅固な岩盤上に配置されています。日本で9番目(1号機は日本で9基目)、九州では初めての原子力発電所として1975年(昭50)10月に営業運転を始めました。九州の7県で使用される電力供給量の3割以上を発電できるそうです。
高度成長期の増大する電気エネルギー需要に符合するように、2号機、3号機、4号機と建設され、一時は最大出力347万8000キロワットもありました。しかし、老朽化のため1号機は2015年4月27日、2号機は2019年4月9日で運転終了となり、現在は236万キロワットとなっています。
原子炉の種類(型式)は、いずれも加圧水型軽水炉(PWR)と呼ばれるものです。PWRは原子炉を通った高温高圧の水を蒸気発生器に送り、そこで別の管を流れている水に熱を与えて蒸気に変え、その水蒸気を使って発電機を回転させて発電する方式です。現在は、1997年(平9)7月から稼働した4号機(18万キロワット)だけが、昨年6月から通常運転中でした。(3号機は定期点検中)
施設の概要やさまざまな安全対策の現状を伺うことができました。発電所内では、防犯対策として一切の写真撮影が禁止されていたので、資料写真ですみません!!
