
それは、とても不思議な接近遭遇でした! 私のような政治の世界に住んでいる人間だけでなく、日本中のほとんどの人が知っている有名人が、スマホを片手に向こうからスタスタと歩いてきたのです。
瞬時に、左襟のエンジの議員バッジを確認し、正体を確信しました。想っていたより小柄で若く見えるその方も、私の視線に気付いた直後に、私の左襟に目をやってビクッとしました。面識はありませんが…お互い『北朝鮮の拉致被害者救済』を誓う全国の議員連盟の青い旗の形の同じバッジを付けていたからです。
「どうして今日、この時間に静岡にいるのだろう?」「なぜ、秘書も静岡の支援者も地方議員も、誰も一緒にいないんだろう?」と怪訝に思い、すれ違った後、こっそり尾行したら…すぐに大混雑のみどりの窓口の列の最後尾に並び始めたので驚きました。
15分ほど観察をしていましたが列は7mぐらいしか進まず…自分の約束あったので、やむなく〝探偵活動〟は中止しました。しかし、ずっとうつむきながらスマホをいじっていたこともありますが、周囲にいる大勢の老若男女の誰一人、今や飛ぶ鳥を落とす勢いの超有名な某党の党首が、静かに切符売り場に並んでいることに気付いていませんでした。
国会議員は身分証明書を提示すれば、JR等の公共交通機関はすべて無料で乗り放題なので…一見、「お忍びのプライベート旅行中」のような行動が、とても不思議だったわけですが…今、冷静に考えると、改札をフリーパスで抜けられる自由席ではなく、窓口で指定券を発行してもらわなければならないグリーン車に乗るための彼の日常行動だったのだろうと気付きました!!
ちょっとだけ密かに期待した「懲りていない〇〇旅行!?」ではなかったのでした! 〇〇さん! 疑ってごめんなさい!(^^♪
今日は、我が家の桜の老木が、強い春風で散りまくっていました!(*T^T)
散ればこそ いとど桜はめでたけれ
憂き世に なにか久しかるべき (詠み人知らず)
…という伊勢物語の有名な歌を思い出しました!(´- `*)