

大井川土地改良区の『第75回通常総代会』に、構成する4市1町(島田、藤枝、焼津、牧之原、吉田)の県議として、ご招待いただきました。
土地改良区とは「土地改良事業を実施することを目的とし、土地改良法に基づいて設立される地権者や利用者等で組織する公共団体」です。
大井川土地改良区は、太平洋戦争終戦直後の深刻な食料不足を解消する目的で…当時、大井川流域に6400ヘクタールあった水田に必要な農業用水を供給する灌漑(かんがい)用水路の整備のために結成されました。
この地方の水田は、とても水はけがよく『ザル田』と言われるほど大量の水を必要とします。当時は、大井川の両岸に合計12あった水門から取水していましたが…それらのほとんどは江戸時代に作られたものでした。
旧式な構造のため、もともと十分な水が取れなかったのですが…冬場の渇水期には水は枯れ、農家の人たちは力を合わせて川床を堀って、水門口まで水を引かなければなりませんでした。一方、梅雨時や台風等で大雨になると、水門から泥水があふれて水路が埋没することも茶飯事でした。
この悲惨な状況を何とか解決しようと、志太郡・榛原郡の町村長らが立ち上がり、取水口の根本的な改良と灌漑用水路の新設を国や県に働き掛けた結果、1950年(昭25)に事業がスタート。22年の歳月と32億円の事業費の末、1972年(昭47)に総延長距離124kmにもおよぶ用水路が改良・整備されました。
先人たちの大変な苦労によって実現した用水路事業ですが…50年以上経過し、施設の老朽化に加えて大地震対策、流域の市街地化や営農形態や用水需要の変化等に対応できる施設整備の必要性もあり、現在も毎年の総代会でさまざまな対応や事業予算の承認、計画や定款や細則の制定や改正が行われています。

今年の冬は寒かったけれど…ここ数日のポカポカ陽気(つか…今日夏日!!)で、我が家の春の花たちが一気に咲きました!!(´▽`)
モクレン、マンサク、プラム、ウスズミザクラ…先週末に吉田公園で買った鉢植えのチューリップ、樹齢百年のソメイヨシノの老木まで開花しました!(*´∀`)♪
花の命は短いけれど…「2度とは来ない今年の春を存分に謳歌してください♪」と思いました!(´ε`*)