
世界最先端の超小型人工衛星の開発と生産体制を構築し、全世界を舞台に超小型人工衛星、地上局整備、関連部品の設計・製作などのハードウェア事業を展開している日本を代表する超優良スタートアップ企業『株式会社アークエッジ・スペース(ArkEdge Space Inc.)』の代表取締役CEOで、牧之原市坂部区出身&在住の福代孝良さん(49)と、静岡県議会産業委員長として牧之原市内で〝密談〟しました。
昨年就任した鈴木康友知事の陣頭指揮により、県が新年度予算でもっとも重要視している施策の1つである『スタートアップ(=ベンチャー企業)支援事業』の効果や将来性について、先駆者としてのご意見・ご要望を伺いました。
政府の宇宙開発戦略推進事務局や外務省で活躍した福代さんらが2018年に設立した同社は、地球観測や位置情報のデータ提供サービスを行う〝ランドセル大〟の超小型通信衛星を開発・量産し、これまでに11機を海外のロケットで宇宙空間に投入に成功し、全世界で急速に実績と知名度を向上させています。
今では東京都江東区有明に本社を置き、約130人の従業員を抱え、日本のメガバンクからの資金調達総額は107億円、株価は時価総額330億円で…星の数ほどあるスタートアップ企業の中でも屈指の実績と認知度を誇っています。
牧之原市川崎区の戸塚坂を上り切った台地の入口に、高さ10m、直径3.9mの全天候対応のパラボラアンテナを備えた衛星監視用地上局が2年前に完成!! 日本一の日照率を誇るこの地域の恵みを生かした遠隔での衛星運用を行っていることは、知る人ぞ知る(=ほとんど知られていない)令和の〝牧之原トリビア〟です。
東京生活や海外出張で大忙しなのに、週末は努めて妻子の待つ牧之原市の自宅まで、愛車を飛ばして帰ってくるほど故郷・静岡を愛する福代さんに、来週17日に採決予定の令和7年度予算案の中の『スタートアップ支援事業費』の金額と内訳について、御意見を伺いました。

「静岡県が、全国からスタートアップ企業を誘致したいという意気込みはわかるのですが…ちょっとピントが外れた施策が多いように見受けられます。独自の視点や強みを生かして創業したスタートアップは、正直言って補助金や支援金は要らないんです。欲しいのは売上と利益。補助金をいただいても、営業実績にはなりません。みんな県には、自分たちのお客になってもらいたんです」と福代さんは、鼻息荒く言い切りました。
「静岡には、海も山も川もある。人口も面積もほどほどだし、立地もいい。おまけに商業も工業も農水産業も、発展しているから、スタートアップ企業にとって静岡県は…全国、全世界の市場に進出する前にテストマーケティングをする場所。サンプルを得るには最高なんです。だから、モデルを作ればみんな来る。自治体から歓迎されて商売の形ができて繁盛し、居心地さえ良ければ、必ず企業は定着しますよ」と断言してくれました。
心が躍り、胸がワクワクする最高の意見交換になりました!! 福代さん! ありがとう!! これからもお力添えんをお願いします!(*´ω`*)
