
昨日の代表質問における『本県の茶産業の復活に向けた取組について』という質問と答弁を全文紹介したところ、予想をはるかに超えるハレーションが発生してしまい、とても困った事態に陥ってしまいました。
私は、日本の茶業界はとてつもなく大変な状況ですが…「我が静岡県は真剣に茶業の生き残りのために尽力しているんだ」という知事の熱意ある答弁をそのまま伝えたかっただけだったのですが…
確かに、日本一のお茶処・牧之原市の有識者のみなさまに言わせれば…「県内最大の生産地の牧之原市に、若手茶業者プロジェクトの話はありません」とか「若手茶業者のプロジェクトってどんな人達でどんなプロジェクトなんでしょうか? 答弁見る限り現場を見てない行政マンですね。これを産業経済部のお茶振興課が書いたとしたら問題。もっと現場にきてほしい」とか「バイヤーを頼るのではなく、活路は販売者育成です。茶道家を頼るは百害あって一利なしです」等の率直でもっともな意見が続出してしまいました。
なので本日、県のお茶振興課の課長に控室まで来ていただき、県の真意や言い分を詳しく伺いました。。『静岡茶の〝リ・ブランディングプロジェクト〟』という意欲的な試みと意気込みは理解できないわけではないけれど…農業や茶業、お茶振興課を管轄する産業委員会の委員長である私も、昨年末での委員会の報告の中での概略説明以降、このプロジェクトについて何の報告も受けていなかったことを残念に思いました。
「世界に通用する静岡茶ブランドの構築を目指す」という目的は是認も応援もしますが、肝心の責任重大なプロジェクトのメンバーを、誰がどのような基準や条件で選定したのかが全く明らかにされていないことや、仰々しい役職の『コンセプトディレクター』や『戦略アドバイザー』の理念や思惑が、県内の全茶業関係者に周知&説明されないまま、どんどんミーテングが進み、近く結論が発表されるという状況は「ちょっといかがなものか?」と思ってしまいました。民間の自助努力ではなく、県費を投じる以上は…。
この問題は、これからも責任を持って意見や要望を出し続け、県内の茶業関係者が納得できる方向性を打ち出せるように持っていきたいと願っています。

【26日の代表&一般質問】
【盛月寿美(57=公明党県議団)】
1 知事の政治姿勢について
(1)令和7年度当初予算編成
(2)多様な意見を取り入れた次期総合計画の策定
2 デフリンピック開催を契機としたパラスポーツの裾野拡大について
3 救急安心電話相談窓口♯7119の運営について
4 子育て支援の充実について
(1)低出生体重児への支援
(2)子育てバリアフリーの推進
5 ひとり親家庭に対する支援の充実について
6 単身高齢者への支援について
7 看護職員の確保について
8 住宅確保要配慮者への支援強化について
9 大規模災害時における廃棄物処理対策について
10 地球温暖化に適応するための本県農業への取組について
11 森林由来のカーボンクレジットの創出について
12 JR清水駅周辺のみなとまちづくりの推進について
13 道路陥没事故の防止対策について
14 県職員の人材確保対策について
15 障がいのある人が分け隔てられない共生社会の実現について
(1)障がいのある児童生徒一人一人に応じた支援
(2)障がい者の交通安全確保
【塚本大(50=無所属)】
1 リニア中央新幹線の整備により、将来、大井川の水資源に影響が生じた場合の
補償の担保と国の関与について
2 物価高騰対策について
3 医師不足解消に向けた取組について
4 子育て支援策の情報発信について
5 地域の交通手段の充実について
6 焼津市内の治水対策について
7 二級河川瀬戸川の保福島親水公園の整備について
8 県道大富藤枝線と都市計画道路小川島田幹線の整備について
9 焼津警察署の建て替えについて
【野田治久(67=自民改革会議)】
1 知事の政治姿勢について
o 若者を中心に幸福で希望を持てる静岡県の実現
2 未来に向けた静岡県の組織再編について
(1)令和7年度組織再編の考え方
(2)本県の顔である東京事務所の今後の在り方
(3)観光立県しずおかの復活に向けた体制の構築
3 本県における立地適正化計画の今後の取組について
4 カワウ対策について