
今朝の静岡新聞も同じ10日の農水省の発表を基に1面で、煎茶(リーフ茶)主体の本県の茶業界の危機感も強調した切り口で大展開していましたが…
農水省がまとめた今後の茶業政策の基本方針の骨子案は、いずれも先月、ワタシが委員長を務める静岡県議会産業委員会の県外視察研修で、鹿児島県の海外向け専門の碾茶・抹茶生産茶園で詳しく説明を受けた内容でした。
・煎茶から碾茶への転換など需要の変化に対応した生産推進
・需要の変化に対応した供給ができる加工、流通体制の強化
・茶園の集約化や基盤整備、スマート農業導入で生産性の向上
・文化と併せたプロモーションによる海外需要の開拓
・若年層やインバウンドなど多様な消費者に向けた情報発信による消費の拡大
昨年2024年の日本茶の輸出額は約364億円で過去最高。。農水省が目標としてきた今年の目標額(312億円)も、すでに軽く上回る大人気ですが…
いうまでもなく、そのほとんどは加工食品やお菓子、ドリンクに添加して使用しやすい緑色が鮮やかな抹茶や粉末茶なのです。
輸出国の基準に沿った有機や無農薬栽培等、静岡県の茶業界が抹茶・碾茶生産に舵を切るには、さまざまな障害や難問が山積していますが、静岡茶の生き残りのためには絶対に避けて通れない試練だと思います。
国内需要の低迷が止まらないこの時代に、ずっと煎茶一本を生業としてきた静岡県の茶農家にも、茶園の管理と平行して市場価値の高い作物の導入する複合経営の推進が、ますます重要になって来ますし…県も率先して指導や支援をしていく必要性を強く感じています!

昨日からの暖かさと今朝の雨で、我が家の庭の河津桜が、やっと咲き始めました!(´- `*)
ちなみに去年の今日は満開でした! いつもの仲間たちと桜をライトアップして、お花見会をしていました!(´▽`)
やっぱり今年の冬は、寒かったんですね?(^^;)))