
静岡空港周辺の6市2町と商工会等の経済団体で構成する『富士山静岡空港と地域開発をすすめる会』の令和7年新春会員交流会に、〝顧問〟としてご招待いただきました。
昨年就任した鈴木康友知事が初出席した今回は、吉田町商工会が担当幹事だったので…志太榛原地域の9県議を代表して、牧之原市商工会が担当だった昨年に引き続き…不肖私が、今回も来賓祝辞の大役を務めさせていただきました。
①鈴木知事②田村吉田町長③井林代議士④鈴木代議士…と来て、私が大トリだったわけですが…
こともあろうに、空港直下の吉田町の町長が「身近に空港があるメリットは、いろんなところにすぐ行けることだけ。空港を利用する客は地元は素通り。開港から15年、吉田町にとっては何の恩恵もない!」と新年早々冷や水をぶっかける演説をぶったから、さあ大変!!
続く井林代議士が、目を白黒させながら「まだまだ地域に十分なメリットがもたらされていないかもしれませんが、国や県とも連携して、就航便や乗降客を増やし、空港周辺の活性化が実現するように頑張ります。頑張りましょう!」と上手に軌道修正したのですが…ワタシは、その程度では我慢できませんでした。
「富士山静岡空港と地域開発を進める会とは、そもそも『東海道新幹線空港新駅』を設置することを目的に結成された会でしょう? 空港駅以上の地域活性化策がありますか? 激しい反対があった空港も関係者の血のにじむような努力の末に実現したからこそ、今私たちは将来の夢を語れるのです」
「前知事が言っていた通り、リニアの開通後には必ず空港駅もできます。でもどうせなら、ここにいる私たちが元気に生きている間に実現させましょう。新幹線駅ができれば、ホテルも施設も住宅もできるんです。首都圏や中京圏のベッドタウンになるだけでも凄い経済効果です。所期の目的に立ち帰りましょう!」というようなことを訴えました。
空港新駅については、昨年12月の代表質問でも思い切り取り上げたのですが…県当局の〝塩答弁〟のせいで、マスコミから全スルーされた苦い思い出があります。詳しくは…⇒ こちら!!
なので、壇上から返す刀で県の部課長にも斬り掛かり…「今夜とほぼ同じ構成メンバーで27年前から存在し、県に事務局がある『東海道新幹線静岡空港駅設置期成同盟会』は、全く機能していない! 唯一の活動実績だという『空港駅の意義を解説する啓発ポスター』は、空港1階の南端。セブンイレブンの隣の狭い休憩スペースの一番奥に、たった1枚だけ掲示されているけど…その存在は誰も知らない! 気づかない!」とこき下ろしたら…
空港振興局の担当者が「大石先生! あの場所こそ、空港駅が実現した時の出入口となるんです! 私たちは〝希望の扉〟と呼んでいるんです!」と真顔で説明を始めたので、途中で遮って固い握手を交わしました。
よく考えてみれば…肝心の空港の地元自治体間でさえ、意見がまとまらなくなってしまった現状をみれば、県当局が前向きな答弁や施策を行えないのも無理はありません。。
今夜のドタバタの悲喜劇を真摯に受け止めて、空港本社&ターミナルビルを擁する牧之原市民の代表として、杉本市長や関係各位と連携・協調して、東海道新幹線空港駅の実現のための機運醸成の活動を一からやり直す必要性を痛感しました。

今朝は、牧之原市と御前崎市の建設事業者組合からの要請を受け、県連会長の井林代議士と御前崎市選出の河原崎全県議とともに、県庁の企業局に伺いました。
県が、2029(令11)年4月の統合を目指して事業を進めている『大井川広域水道』と『榛南水道』の接続工事等の新規発注に関して…災害発生時の即時復旧対応や地域経済の振興の観点から、地元事業者への格段の配慮を要望しました。