香港線新規就航記念式典
本日12月17日、富士山静岡空港に初就航した香港のLCC航空会社『香港エクスプレス』の『静岡ー香港線新規就航記念式典』に、空港地元県議としてご招待いただきました!!
同社のジャネット・マオCEO、そして香港特別行政区駐東京貿易部のウィンサム・アウ主席代表、そして静岡県の鈴木康友知事が、開港15周年の年に初めて直行便で繋がった香港と静岡の友好親善と観光交流の必然性を、口々に宣言しました。
光栄にもステージ上での記念の『くす玉開き』に加わらせていただきました! 一番端っこだったので、普段ならテレビでも新聞でもカットされるわけですが…
香港でも大人気のちびまる子ちゃんが、フォトセッションで、ワタシの隣だったので…少なくとも香港では、笑顔のワタシの姿が切られずに流れそうです!(*´∀`)♪
ちなみに、香港エクスプレスは週3往復(火・木・土)の運航で、ただ今なんと『片道5700円~キャンペーン』を展開中です!!!( ; ロ)゚ ゚ヤスッ!
【5日の代表質問の記録⑧】
『13.子供たちの感性を育み可能性を伸ばすための教育について』伺います。
令和7年度公立高校の生徒募集計画が先日発表されました。少子化の急速な進行により、前年度は23学級920人の募集定員の削減でした。今回も15学級600人の削減であり、大幅な減少傾向の流れは変わりません。
私の地元の2つの県立高校でもその影響は大きく、これまでの学級減に伴い常勤職員が減らされる中、両校は必死で「魅力ある学校づくり」に取り組んでおります。
そんな中、池上教育長もご存じの御前崎市在住の相良高校2年生でウインドサーフィンの高校生プロ・野口颯(りゅう)君がこのほど南米チリで開催された「U18(18歳以下)ワールドカップ」で優勝し、ジュニア世代の年間世界王者となる快挙を達成しました。
野口君は「地元の高校に通い、普通の学生生活を送りながら世界一になりたい」と、私学や通信高校の誘いを断り、相良高校に入学しました。
海外遠征も多く、勉強との両立は至難だと想いますが、学校や周囲の理解もあり、Zoomでの授業対応等の配慮も受けて文武両道に励み、見事に有言実行で世界の頂点に立ちました。
個々の才能を大切にして、志ある子供たちが生き生きと勉学やスポーツに打ち込み、可能性を伸ばすことができる環境を整えた末の大きな成果の一例だと思います。
一方、県教育委員会では、今年8月に富士山静岡空港を活用し、モンゴル国・ドルノゴビ県との高校生交流を行ったと聞いております。子供たちの豊かな感性でグローバルな視野を育む教育を積極的に展開することは肝要であり、素晴らしい取り組みであると評価いたします。
こうした子供たち一人ひとりの感性を育み、可能性を伸ばす教育を推進することは、静岡県全体の魅力の向上にも繋がっていくものと確信していますが、教育長のお考え、思いの丈を伺います。
【池上教育長】
子供たちの感性を育み可能性を伸ばすための教育についてお答えいたします。
一人ひとりの子供の能力や個性を伸ばし、多様な人材を育てていくことは、活力に満ちた魅力ある地域づくりの基盤であり、教育の役割は極めて重要であると認識しております。
子供たちが、学校において、本来持っている輝きをまっすぐに表現し、自己実現するためには、心理的安全性を担保する必要があります。思いが受容される実感が持てれば、子供は未来に向かい伸びていきます。
そのための学校風土づくりに向け、生徒が社会性と感情のコントロールを学ぶ教育手法であるSEL(ソーシャル・エモーショナル・ラーニング)を新たな重点取組として位置付け、教員研修や教育プログラム等を通じて、共感力、自己有用感、レジリエンス等を育んでまいります。
また、子供たちの思いを具現化する主体的な学びを通じて、可能性を伸ばしていく手立ても必要です。具体的な取組の一つが、今年4月に開校したフレックスハイスクール「ふじのくに国際高等学校」であります。同校を訪問した折、各々の生徒が仲間を巻き込み、得意分野や個性を認め合い、思いを実現させていく探究的な学びの現場に触れ、感動を覚えました。
本年度は県内を10地区に分け、各地区において拠点校を中心に探究コンソーシアムを構築し、全ての県立高校が連携できる体制づくりを推進することで更なる学びの深化を図ります。
グローバル人材育成の取組も強化し、今年度から探究を伴う留学に対する支援を開始いたしました。感性豊かな高校生が、異なる文化や価値観に触れることで、成長の大きな糧となるものと期待しております。
県教育委員会といたしましては、かけがえのない子供たちが可能性を伸ばし、自らの夢を実現できる魅力ある静岡県となるよう、教育環境の充実に邁進してまいります。
<ウインドサーフィンの世界ジュニア王者に輝いた野口颯君(相良高2年)>