細江金谷線の部分復旧
台風10号の大雨の影響で、8月29日から『全面通行止め』が続いていた牧之原市坂口の富士山静岡空港近くの県道73号(細江金谷線)が、本日14時から従来と同じ『片側交互通行』で通行できるようになりました。
島田土木事務所から連絡を受けたので、現地に確認に行ってきました!! 現地は一昨年9月の台風15号と昨年6月の台風2号で、路肩が大きく崩壊。。空港建設のために多量の土砂を盛り土した部分ということで…
単に、穴を埋めても「巨大な盛り土全体が、大きく地滑りを起こす可能性もある」(島田土木事務所)ため、地質調査と国の災害認定が遅れ、これまでも片側通行のままでした。
本日、現場に設置されている伸縮計による精密な計測で、路肩部分の変動が1時間あたり4mm以下に戻ったため、通行止めは解除されました。ただ、少し気になったのは、現場には誰も専任の交通整理の担当者も、簡易的な信号機もなかったことです。見通しの良い一本道ですし、交通ルールとして下り優先だということは理解できますが、大型トラックが多く往来する道路ですので、譲り合いの精神がないといつか大きな事故につながりかねないと危惧しています。
今後は、県が国の担当課と打合せを行い『災害事業』として本格的な復旧計画を進めますが…道路自体を復旧する工事は年度末までの完成を目指し、その後に地すべりを抑止する抜本的な対策を実施する予定です。