〝迷走雨台風10号〟の総括
台風の影響を受けて大雨が降り続き、8/26からの連続雨量も800mmを超え、静岡市内の用宗や熱海、牧之原、菊川では、最大時間雨量が75mmに及びました。
8/29の午後に県も災害対策本部を設置し、自民改革会議でも会派の先生方に、公務による移動の報告や、ご地元の被害状況の把握などに努めていただくよう、申し合わせを行って災害に備えました。
本日朝までの県の公表では、床上浸水21件、床下浸水500件、氾濫危険水位に到達した河川は14本、停電発生エリアは20カ所で約14,000戸、通行止めの措置をとった国県道は60ヶ所に上りました。
特に東名、新東名高速道路の通行止めに、新幹線はじめ県内各鉄道が運転を見合わせたことで、至るところで渋滞が発生しました。
私の地元でも、浸水常襲地区として対策を進めてきた、川原、登呂、西島地区で道路冠水や床下浸水が今回も発生したり、久能や小坂では土砂崩落や大量の土砂が河川に流入している箇所があり、断続的な降雨の合間に地元事業者さんが、応急処置を繰り返してくれました。
気がかりなのは、個人が所有する山間部斜面の農地の崩落で、崩落が農地内で止まっているケースが散見しており、
この復旧には一定の費用や時間がかかるだろうということです。
国への災害復旧事業の採択に漏れがないよう、これから市内、県内の被害状況の詳細把握を進めます。特に、土砂崩落や浸水被害には、雨量の増大を防ぎきれない、根本的な構造上の原因が必ずあります。
その究明に努め、根本的な構造改善が1カ所でも多く実現できるよう、会派をあげて取り組みたいと思います。
<静岡県議会自民改革会議 相坂摂治幹事長のSNSより>