南海トラフ地震臨時情報
今月8日に宮崎県日向灘を震源とするマグニチュード7.1(モーメントマグニチュード7.0)の地震発生を受け「連動して別の巨大地震が起きる可能性が平常時より高まっている」として気象庁が史上初めて発令した『南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)』の影響が、静岡県でも広がっています。
南海トラフ地震臨時情報とは、南海トラフ地震の予想震源域で異常な事態が起こった時に、気象庁が発表する情報です。警戒・注意・調査終了の3つの段階に分けられ、警戒・注意が発表された時は、地震が発生する確率が高まっていて、地震に対する備えを改めて確認することを求められます。
これを受け、静岡県も連日、写真のような情報を発表し、全35市町や県民に注意を促しているほか…鈴木康友知事も9日の定例記者会見の冒頭以下のように、県民に向けて呼び掛けました。
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「県民の皆様にはこうした状況にありますが、基本的には冷静に、普段通りの生活を送ってください。ただし、1週間は報道機関等からの最新情報を確認いただくとともに、日頃からの地震の備えの再確認、及び、地震が発生したらすぐに避難するための準備をお願いをいたします。
具体的には、地震発生後に避難する場所や避難経路を再度確認をする。地震の揺れで落下する危険があるものを移動させる。常に家族の居場所を把握をしておく。家族との集合場所を確認をし合う。避難時の持ち出し袋を玄関に置いておく。寝るときには、枕元に靴や財布などを置いておく。お風呂に水を常に貯めておくといったように、皆様の状況に応じた準備をお願いをいたします。
また高齢の方などで、急な避難に不安がある方は、安全な地域に住む親戚宅などへの念のための避難を考えてい
ただきたいと思います。なお、このような不安や緊張が高まった社会状況においては、デマや噂話などの根拠のない情報が広まることが多く、注意が必要となります。今後は報道機関や公的機関から発表される最新情報を確認いただくとともに、巨大な地震に注意をしつつ、落ち着て行動するようにお願いをいたします」
「南海トラフ地震臨時情報」の発表後、県内各地でも、沿岸部で開催される花火大会や夏祭り、慰霊祭の中止や延期が相次いでいますが…牧之原市でも本日開催予定だった地頭方海浜公園での『ビタミンマルシェ』や『灯籠流し』『花火大会』が、主催者の判断で中止となってしまいました。
この臨時情報は、大雨警報などのように「発表⇒解除」といった仕組みではなく、〝巨大地震注意〟は解除されるものではありません。内閣府によりますと、このまま特段の変化がなければ、発表から1週間経過する明日15日には、臨時情報の『呼びかけ』は終了するそうですが…
岸田文雄首相(67)は本日14日、首相官邸で記者会見を行い、自身の任期満了に伴う9月の自民党総裁選に「出馬しない」と表明しました。
首相は「今回の総裁選は自民党が変わる姿、『新生・自民党』を国民の前にしっかり示すことが大事だ。自民党が変わることを示す最も分かりやすい最初の一歩は私が身を引くことだ。総裁選には出馬しない」と述べました。新総裁選出後に岸田政権は退陣し、約3年で幕を閉じることになりました。