培本塾の夏休み出前講座
ワタシが理事を務める『公益財団法人培本塾(ばいほんじゅく)』主催の出前講座のお手伝いで、母校の川崎小学校内で夏休み期間も子どもたちを受け入れている川崎児童クラブに伺いました!!
本日は1クラス18人の2クラス、合計36人の児童に、科学と工作の2つの講座を行いました。科学(生物)担当の大石尚夫先生(86)は、私の高校3年の時の担任だった恩師です。ワタシは講座が始まる前の準備の間、いつものボランティアのように、子どもたちに絵本を読み聞かせて、時間を稼ぐ役でした!(笑)
『浮沈子(ふちんし)』と『回折格子(かいせつこうし)』と『タラヨウの葉っぱの葉書』という…アラカンで文系のオッサンのワタシだって、今まで見たことも聞いたこともないとっても興味深い実験を披露してくれました。みなさんはご存知ですか? 分からない方、詳しく知りたい方はネット検索してください!( ´艸`)
とにかく、子どもたちは大喜び! ワタシの小さな目は点になる素晴らしい課外授業でした。尚夫先生に「高校時代にこんな面白い授業してくれなかったじゃないですかー!」と抗議したら…「高校生に教える内容じゃないよー! それにお前らは問題児だったから、急きょ担任になった俺もそんな余裕なかったよ(笑)」と軽くいなされました!(^^♪
一方、もう1つのクラスの辻和巳先生も、牛乳パックと洗濯バサミを駆使して紙コップを飛ばしっこする『それ行けミサイル発射台』という超絶楽しいオモチャを子どもたちに教えて、大好評でした!!(*^^)v
家庭の事情で、夏休み中も学校に来ている子どもたちにとっては、とっても楽しい午後のひとときになったことでしょう。みんなは、おうちで家族に見せたいのでしょうね。出来上がった自分の作品を大切に抱えて帰っていきました!!(*´ω`*)
◆浮沈子(ふちんし) 水の入ったボトルの中で浮いたり沈んだりする空気の入ったオモチャのこと。ペットボトルなどの可変性の容器を手で押して加圧すると、その力(水圧)が浮沈子にも伝わります。 このとき浮沈子の中の空気が押されて縮み、体積が小さくなり(=パスカルの原理)沈んでいく。
◆回析格子(かいせきこうし) 種々の波長が混ざった光(白色光)を波長毎にわける(分散)光学素子のこと。 「光を透過させるもの」と「光を反射させるもの」の2種類がある。特に1cmあたりに約2500本の細かい筋を、十字に引いてある透明のフィルムシートを「回析格子シート」と呼び、各種工学実験に使用する。
◆タラヨウ モチノキ科の常緑広葉樹「タラヨウ(多羅葉)」のこと。葉は、楕円形で長さが15~20cmほどと大きくて肉厚、表面はツヤツヤと光沢がある。裏面も滑らかで、尖ったもので字や絵を描くと、やがて茶色っぽく浮かび上がります。乾燥しても字や絵はそのまま残って読み取ることができので、「ジカキバ」「ジカキシバ」「エカキシバ」などの別名があり、戦国時代には通信に使われたともいわれている。まさしく、はがきのように使えることから「はがきの木」とも呼ばれる。