静岡県が大阪万博に出展
大阪万博への静岡県の出展が決定!?
静岡県の鈴木康友知事(66)が11日の定例記者会見で、来年4月から10月まで開催される大阪万博に、㈱静岡博報堂を契約代理店とし、〝自治体参加催事〟という形で参加することを発表しました。
鈴木知事は、記者会見前に情報提供という形で、自ら「(静岡県は)自治体参加催事として出展をいたします。令和7年6月6日から8日の3日間〝「Juncture=Shizuoka~富士山と人が紡ぐ多様性~を体験〟を基本コンセプトとした出展を予定をしております」。
「事業者からの企画提案に基づき、ブースコンセプトは、ジオ キッチン 、ジオ キッチン シズオカとし、静岡の食のポテンシャルを存分にアピールするブース店出展を計画をしております。食をテーマに、多くの方を巻き込む〝オール静岡〟でのブース作りを目指してまいります」と熱い意気込みを語りました。
この出展の構想は、川勝前知事の旗振りで、先の2月議会の産業委員会で報告されていましたが…先月末に当選したばかりの鈴木知事は、6カ月の万博開催期間中、たった3日だけの出展で5390万円かかるという総事業費をの全容をそっくりそのまま追認したというワケです。
静岡博報堂の企画では『GEO KITCHEN SHIZUOKA』をブースコンセプトとし…①『お茶のだし』の試飲 ②県内大学生製作の富士山をモチーフにしたモニュメント設置 ③静岡の食を紹介するシアター設置 ④お茶とわさびのVR体験 ⑤AIお茶診断 ⑥お茶染め体験 ⑦県内35市町のPR展示 ⑧屋外レストランで『静岡お茶漬け』や市町の特産品を提供 ⑨県内旅行受付ブース開設…などを実施するそうです。
個人的には、今年度の産業委員長になって初めて知った話なので、大変な興味を抱いた一方、課題や批判も山積している大阪万博に、県費を投入して参加することに対する県民のみなさまの率直な反応や感想も気になるところです。
まずは、6月議会での産業委員会での質疑の内容を注視したいと思います!!
会見では、リニア新幹線静岡工区のトンネル工事の話題ととも、ここに来てにわかに再浮上してきた東海道新幹線の空港新駅問題についても、記者から質問が相次ぎました。
この問題に関しては、静岡空港を擁する地元牧之原市や市民の立場や考えは30年前から一貫していて、揺らぎないものなのですが…どちらかというと、空港建設決定当時の経緯や過去の流れを知らない若いマスコミ記者からは、空港駅の実現性や可能性に対して懐疑的、批判的な質問ばかり投げ賭けれることが大変気になりますし、望ましくない方向への世論操作の可能性を危惧しています。
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記者:「(空港新駅のような)こういったことは、地元への説明が必要なのではないでしょうか?」
知事:「特に直近で予定はされておりませんけれども、必要があれば、またそうした機会を持ちたいと思いますし、1年2年の話ではございませんので、そこはじっくり議論を深めていきたいと思っています」
記者:「(JR東海は)近くに掛川駅があって『ひかり』『こだま』の速達性が落ちて結果的に東海道新幹線利用者全体の利便性を損なうというような趣旨の発言をしていますが?」
知事:「(リニア開通で)相当数、のぞみが減便をされて、ひかりこだまに余裕が出てくるということになれば、ダイヤ改正というのはいくらでもこれは現実的にJRで考えていくことができると思います」
記者:「静岡空港新駅建設が700億円程度かかるという見方もある、仮に設置することになると県で負担することになる?」
知事:「まだきちんと事業費の精査もしておりませんし、JR東海、国も当然関係者として出てくると思いますので、その費用負担をどうするかというのは、もっとずっと先の話になろうかと思います」
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この件に関しましては、また日を改めて解説・説明の機会を設けて、亡き父や私の考えを順次披露していきたいと思っています。