大村氏の推薦を正式決定
自民党静岡県連は本日22日、静岡市内で常任選挙対策委員会と総務会を開き、川勝知事の辞職に伴う知事選(5月9日告示、26日投開票)に立候補を表明している元副知事の大村慎一さん(60)の推薦を、全会一致で決めました。
大村さんはその足で県庁を訪れ、県議会最大会派の自民改革会議の議員総会に奥さまと一緒に登場し…「私1人の力では私の考えを県民のみなさまにお伝えすることはできません。県全域に幅広い繋がりを持つ自民党さんのお力を借りて、私の『〝オール静岡〟での県政の立て直し』という訴えを広めたい!」と熱い決意を表明しました。
生まれも育ちも静岡県の大村さんは、川勝知事が初当選した2009年に総務省から出向して県の総務部長に就任。翌年から2年間は副知事を務めました。財政再建や地方自治、防災対策の専門家として県庁で目覚ましい実績を残しました。
川勝知事の本性が徐々に露呈し、今回に至る暴走が止まらなくなった2013年の知事選前には…私の父の故・哲司ら県議有志が霞が関に何度も通い、当時内閣府の参事官だった大村さんに、出馬を促したという過去もあります。
当時も故郷の現状を憂い、県政再建に意欲を見せた大村さんでしたが…「最側近(の副知事)として仕えた知事には、どんな理由があっても弓を引くわけにはいきません!」と、絶対に首を縦に振らなかったということを父から聞きました。優秀なのに加え、義理と人情に厚い漢です。
その元上司の突然の辞職宣言に、居ても立っても居られない思いで手を挙げた大村さんから、先週の朝8時に突然、携帯にお電話をいただきました。「大石先生! お父様には本当にお世話になりました。私は今こそ、愛する故郷とお世話になったすべてのみなさまに恩返しがしたいんです。どうかお力をお貸しください!」
「今から知事選に出ようという年上の立派な方が、こんなオレにまで直接電話をくださるなんて…」と胸が熱くなりました。政治は1人ではできません! 信頼と連携が不可欠です。私は「この先、どんなことがあっても、大村さんを応援しよう!」と心に決めました。
すでに告示まで3週間を切り、超短期決戦を戦うための準備や知名度の不足が伝えられています。それでも、15年もの長きにわたり…唯我独尊と〝ナチュラル上から目線〟の言動と独裁で、数々の矛盾とこじつけ、そして失言・暴言で県政を混乱に導いた知事を支え続けてきた勢力が、今回もこぞって支援する候補を、一緒になって応援することなどできません。
私は「この先の解散総選挙の前哨戦」「今後の国政を占う与野党対決」というマスコミが勝手に設定した戦局の構図を、とても残念に思います。今回の知事選は…本来、国政与党の不祥事とは関係なく「静岡県に真っ当な行政を取り戻す戦い」でしかないのです!
厳しい選挙です。しかし不肖大石、本当に微力ではありますが…ここから全力を尽くします!
21日に島田市で開催された元島田市長の桜井勝郎県議(80=無所属)の後援会総会を訪れた大村さんの様子が、冒頭に特集されています。付き添いで同行した焼津市の良知淳行県議(59)と一緒に、ワタシもちょっとだけ映っていました。