オール静岡の候補は誰に?
川勝知事の辞職に伴う、静岡県知事選挙の日程が5月9日告示、同26日投開票で正式に決定しました。
本日12日午後、知事選に出馬する大村慎一氏(60)が、静岡市内で正式な出馬会見を開きました。元総務省官僚で、川勝知事の下で副知事も務めた経験を持つ大村氏は「私の人生をかけて、この県政の立て直し。これを県民のみなさんとともに〝オール静岡〟で取り組んでいきたいという決意でございます」と神妙な面持ちで話しました。
党派を超えた首長や議員から支援する声も上がっている大村市は、会見後には早速、自民党県連や連合静岡に、推薦を依頼するなど有言実行を目指して活発な活動を続けています。
大村氏の出馬宣言を受けて、自民党県連の城内実会長はマスコミに対し…「人間関係や地域性というのがありますが、現時点ではまだ全くわからない。最初から『この人だ! みんな従え!』という政党ではないです」と述べました。「いろいろな意見をみなさんが出して、その中でですね、丸く1つの方向に持っていくという伝統というか、文化がある。そういう中で1人の方に絞られていくんではないかな? と思います」と慎重な口ぶりでした。
一方、浜松市の経済界などの後ろ盾を受けて出馬を決めた前浜松市長の鈴木康友氏(66)は週明け15日に記者会見を開き正式表明を行うそうです。鈴木氏は大村氏に先んじて、すでに連合静岡に支援を要請していて、連合では明日13日に行われる立憲民主党・国民民主党・ふじのくに県民クラブの4者協議で対応を協議するそうです。
知事選には、当初から立憲民主党の渡辺周衆議院議員(62)の名前も取り沙汰され、本人も意欲を示してきましたが…緊迫する国政の現状と、先行する2氏を取り巻く動向を「見極めたい」という姿勢は変わらないだけに、3人目の候補として出馬宣言につながるかは不透明です。。
というか、事実上〝オール静岡〟の担い手となる候補者は大村氏と鈴木氏の2人に絞られたのではないでしょうか??