絶対に反省をしない知事
本日28日の静岡県議会2月定例会の一般質問で、同じ自民改革会議の加畑毅県議(52=下田市・賀茂郡)が、全く誠意の見えない川勝平太知事(75)の答弁に憤り、目を潤ませながら激しく食い下がり、議場を大いに沸かせました。
加畑県議は、地元・南伊豆町で洪水被害に遭った幼少期の壮絶な経験を引き合いに…元日の能登半島地震から3日間を長野県の自宅で過ごし、4日には中部地方の他県の首長が全員出席していた『被災地支援会議』の真っ最中に、地元メディア主催の新年会に参加していた川勝知事の政治姿勢を質しました。
「静岡県は災害対応に対する意識が低いのではないか? との批判を受け、県民に不安を与えてしまったという点で、今回の能登半島地震後の一連の知事の対応に反省すべき部分はなかったのか? そこは十分に省みていただきたいと考えます。
やはり、あの会議には出席すべきだったと、今になって思っていませんか? あらゆる想定をしていたというならば、こういうことをしたら地域にどのような不安を与えるか、わかっていたんじゃないでしょうか?」と丁寧に知事を諭すように、反省を促すような質問をしました。
ところが、この真摯な問いかけに対し、川勝知事は「県では、南海トラフ地震等の発災時に迅速に地域住民の救出・救助等を行うため、国、市町、防災関係機関と連携し、航空運用や救助・消火活動、医療活動等を定めた『南海トラフ地震における静岡県広域受援計画』や道路啓開の計画である『くしの歯作戦』に基づき、発災時の対応手順を具体化しているところです」といった県の防災対策を長々と説明するばかり。自身のお粗末な対応に関する言及は、全くなかったのです。。
これには、加畑県議も目をパチクリ! 「それだけ災害に準備ができている我が県であれば、あの会議に出席しなかったら、どういう事態が起きるのか、県民をどういう気持ちにさせてしまうのか、分かっていたはずです。
『やはり出ておけば良かったな!』という気持ちになりませんか? ならないというのであれば、伊豆半島の人をまた不安にさせてしまう。同じことが起きた時、我々はこの知事に守ってもらえないかもしれない。知事! 出なかったことは、もう今さら変えられませんが…やはり、出ておけば良かったと思わないですか。気持ちを聞かせて下さい!」と、半分泣きながら再質問をしたのですが…
能面のような顔の川勝知事の再答弁は…「出ていれば良かったと思っておりません。十分に議論した上で、あの会議には私と同等な権限を持っている危機管理監が出席した。そして、私が新年の集いに行って支援を訴えるという役割分担をした上で、判断しました。 静岡県の災害対応が低いのではないか、意識が低いのではないかということには当たりません。防災先進県として、やるべきことはやっております」
私だけでなく、議場に居合わせたほとんど全員が同じことを思ったことでしょう。
「ダメだ! こりゃ!!」_| ̄|○
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<28日のその他の代表&一般質問>
【牧野正史(51=公明党県議団)】
1 知事の政治姿勢について
(1)令和6年度当初予算編成
(2)知事の危機管理能力
2 静岡県の防災・減災対策について
3 災害関連死の防止に向けた人材の育成について
4 救急安心センター事業#7119の推進について
5 誰もが投票しやすい環境整備について
6 本県の持続的発展に向けた県内大学の役割と魅力向上について
7 不登校児童生徒への支援について
(1)学びの場に行けない子供への支援
(2)学びの多様化学校の設置
(3)いじめの未然防止対策
(4)高等学校の不登校生徒の学習支援
8 AI、ICTの活用による児童相談所の職員の負担軽減について
9 認知症の方や家族を地域で支える取組について
10 カーボンクレジットの普及促進について
11 奨学金返還支援と人材確保について
12 土砂災害の早期把握と対応について
13 交通事故抑止のための交通指導取締りについて
【塚本大(49=無所属) 】
1 リニア中央新幹線整備に伴う大井川の水資源問題に関する住民理解について
2 物価高騰対策について
(1)迅速かつ機動的な支援に向けた令和6年度の考え方
(2)中小企業、小規模事業者の価格転嫁への支援
3 若者のUターン就職の促進について
4 地域医療の充実について
(1)ふじのくに感染症管理センターの開設の効果
(2)静岡がんセンターにおける国産手術支援ロボットを用いた臨床研究
5 不登校の子供たちへの支援について
6 交通安全対策について
(1)県管理道路における道路管理者の交通安全対策の取組
(2)県警察における交通事故を抑止するための取組
7 焼津市内の豪雨災害対策について
8 ヤンバルトサカヤスデなどの外来生物対策について