「釈迦に説法」だよ!?
令和5年度『第2回坂部区空港対策協議会意見交換会』に伺いました。富士山静岡空港を擁する地元区のみなさまへの情報提供や、課題や懸案事項の進捗状況を説明し、意見交換を行う定例会です。
来賓の挨拶の前に、私は3月4日(月)の静岡県議会での一般質問で予定している空港新駅関連の質問(案)を配布して、30年来の悲願の成就に向けた決意を述べました。以下が予定している質問です。
↓↓↓↓↓↓↓↓
東海道新幹線静岡空港新駅ついて」伺います。
知事は去る1月25日、富士山静岡空港を擁する牧之原市坂部区で開催した知事公聴会『平太さんと語ろう』で、30年以上にわたり、空港建設と空港を基盤とした地区の発展に尽力されてきた元区長さんから、県との長年の約束が果たされていない道路整備とともに「空港新駅を早期に実現してほしい」と要望されたことに答え…
「空港新駅は、いずれ必ずできます」「こちらの地域の発展は新駅が担っています」「(新幹線駅が)できると決まったらどうなりますか。あっという間に地価が上がりますよ。だから前もって、いろいろな計画と信念を持つことが大切です」と力強くお答えになりました。
空港周辺での知事の同様な発言は、これまでも枚挙にいとまがありませんし、発言内容自体には、私も異存はありません。知事の持論の通り、将来的にリニア中央新幹線が開通し、のぞみの機能がリニアに移るタイミングでは、ダイヤ編成にも余裕が生まれて、JR東海も静岡空港の滑走路の直下を走る東海道新幹線の利便性を活かした新駅の設置に踏みきることでしょう。
ただ今回は、これまでとは全く事情が異なります。知事は年初から記者会見や各種マスコミとのインタビューの中で「JR東海は2027年の品川―名古屋間のリニア開業の旗を降ろした」「南アルプスのトンネル工事は、2037年の大阪までの全線開通時に完了していればいい」と繰り返しています。
1月末の空港地元での発言が、選挙時のようないつもの空手形でないのであれば、知事の言う「空港新駅は、いずれ必ずできる」の〝いずれ〟は、最悪13年後の2037年以降という長期的な見通しであり、これまで通り「その原因や責任は、すべてJRにある」という観点から「県としては事態の推移を待つしかない」「県として、それまでは新駅設置のための新たなアクションは起こさない」というお考えなのでしょうか。ご説明ください。
………………………………
するとどうでしょう? その後から始まった会議での5つの協議事項の最後の最後に、空港新駅問題を所管する県の交通基盤部の担当課から…「富士山静岡空港への新幹線新駅実現によるメリット」という前にも見たことがある資料の説明が、粛々と始まりました。
「はあ? さまざまな障害や課題がある中で、何十年も東海道新幹線の空港駅実現を夢見ている地元関係者に、今さら『空港駅ができると牧之原市にこんなメリットがありますよ!』という話をしてどうするの? オレの話を聞いていなかったの?」と思いました。
3月4日の一般質問が楽しみです。
カロが言う
「あれはカワウだ! ママじゃない!」