炊き出し用の無洗米を!
牧之原市の坂部区民センターで『令和5年度第4回知事広聴~平太さんと語ろう』に伺いました。昨秋に予定されていたのですが、台風接近のために中止になり、本日改めて開催されました。
牧之原市と吉田町の活性化のために尽力、活躍されている4組5名の方々が、それぞれの活動内容の報告や、県への要望を発表し、それに知事が感想を述べ、回答するといういつもの知事お得意の方式でした。
昨今の議場での苦虫を噛み潰したような表情とは対象的に、終始満面に笑みを浮かべた知事は、榛南の1市1町の環境や住民、施策や首長の取り組みを、とにかく手放しで大絶賛していました。
静岡空港のお膝元だけに…最後の質問タイムでは、周辺の施設や道路の整備、そして新幹線新駅の実現という30年来の悲願の思いを抱える前区長から「県は、空港建設時の約束を果たしてほしい!」という切実な声も出ましたが…
知事は、他人事のように「空港新駅は、いずれ必ずできます」「この地域の支援は、今後も続けたいのですが、私1人では決められません」「県議会では川勝をイジメるんではなくて、励ますようにお願いします」と真正面の最前列に座っていた私に向かって、矢継ぎ早に話して会場を沸かせました。
こういう場所での、弁舌の巧みさや聴衆を惹き付ける雰囲気づくりのうまさだけは、天下一品だし、はからずも「オレも見習いたいな!」と思ってしまうほどの独壇場でした。
でも…ワタシは決して忖度も遠慮もせず、3月4日の県議会での一般質問では、ガチンコ勝負で川勝県政の抱える大問題を全力で、徹底的に追及します!
牧之原市勝間田区の絆づくり事業で『勝間田城御城印シリーズ』を作成・販売して地域の活性化に邁進しているアキヨシ会長とマサナオ会計から先日、相談がありました。
「ケンジさん! ボクらも能登半島の被災地のために何かをしたいんです。御城印販売で溜まった3万円があるので、寄付したいんです。どこに持って行けばいいですか?」と尋ねられました。
支援金はいくらでも、大切でありがたい浄財ですが…「お金より、今、被災地で求められている物資の方が、きっとインパクトがあるし、喜んでもらえるよ」と答えました。
おりしも、榛南ライオンズクラブの元会長で、今はライオンズ東海地区のアラート委員会という被災地支援部門のトップとして活躍中の吉田町民のマサヨシさんから「炊き出し用の無洗米って手に入りませんかね?」とお願いされていたので…
「お金じゃなくて無洗米をいただけない?」と尋ねたら…
な、な、なんと、勝間田区の農家のこの2人は、自分たちの田んぼで採れたお米の玄米120kgを、わざわざ島田市の精米センターに持ち込んで…106kg の無洗米に仕上げて、本日我が家まで届けてくれました。
今夜遅く、輪島市と珠洲市、能登町に向けて、新年6回目! の支援物資配送に向かうマサヨシさんのワゴン車に積み込みました。
彼らのような素晴らしい人たちに支えられ、助けられているからこそ…ワタシは日夜、牧之原市と吉田町を誇りに思い、全世界に自慢できているのです。
アキヨシ君、マサナオ君、コウジ君、マサヨシさん…そして、エリさん! 本当に、本当にありがとうございます!(^-^ゞ