訂正する程の事じゃない?
静岡県のローカルニュースでは案の定、物議を醸していますが…静岡県議会の総務委員会は本日29日、川勝知事が議会や担当部には隠して、秘密裏に進めていた事業の内容を経済界の重鎮たちに「詰めの段階」等と断言した一件について「発言の訂正」と「猛省を求める」申し入れを行いました。
9月議会終了後、知事本人や関係部局、国の交渉窓口の担当者も呼んで…3回にも及ぶ閉会中審査の末に、西原明美委員長以下、知事会派の委員も含めた10名全員が連名で提出した重い〝抗議文〟だったわけですが…
川勝知事は「(発言を)訂正するほどのことではないと想いますが…」とか「構想を語るのが(知事としての)自分の仕事」などと…柳に風。話は全くかみ合わなかったそうです。
「知事の態度から『絶対に撤回なんかしないぞ!』という固い信念を感じた。今まで自分で散々『次に不適切な発言をしたら辞めます』と言い続けてきたから、意地でも誤りを認めたくないんだろう。また責められるのが怖いんだね」と総務委員の1人は私にあきれ顔で解説してくれました。
「過ちては改むるに憚(はばか)ること勿(なか)れ(=過ちを犯したら、ためらわないで改めよ)」という論語の教えは、博識の知事の頭の中にはないようです。
一方で、やはり本日29日、静岡県はリニア新幹線工事を巡り、山梨県側に流出する可能性がある大井川の水の量を上流の田代ダムの取水を抑えることで補うという〝田代ダム案〟を「正式に了承した」ことをJR東海に通知しました。
以前なら、この話が出るたびに「代替案になんかならない!」「水利権と工事の湧水では話の次元が違う!」と知事や難波副知事(当時)が言下に否定していたのに…変われば変わるものですね??
今夜は富士市のロゼシアターで、静岡県議会第122代副議長の鈴木澄美(すみよし)県議(67=4期)の就任祝賀会が開催されました。真面目で温和な鈴木副議長の人柄が偲ばれる心温まるパーティーでした。
下の写真は、昨日28日に島田市の宮美殿で開催された河原崎聖県議(59=3期)の自民改革会議政務調査会長就任祝賀会の1コマです!