
今日は、早朝に青森県八戸駅を出て、東北新幹線と特急電車を乗り継いで…6時間かけて茨城県大洗町にある『国立研究開発法人 日本原子力研究開発機構 大洗研究所』に、伺いました。
日本の原子力エネルギー研究の総本山で、初めて見聞きする興味深いことばかりで…大変、勉強になりました!!
大洗研究所は、1967年(昭42)に業務を開始した〝次世代炉〟に関する技術開発を一貫して行ってきた我が国唯一のユニークな研究所で、日本国内はもとより国際的にも次世代炉研究の中核拠点として知られています。
日本が目指すエネルギーの多様性確保の観点や温室効果ガス排出を全体としてゼロにするカーボンニュートラルの達成に向けて期待されている技術であり、当研究所では、高速実験炉「常陽」、HTTR(高温工学試験研究炉)と関連する照射後試験施設等を活用し、国の政策のもとで高速炉の研究開発、高温ガス炉とこれによる熱利用技術の研究開発等を実施しているそうです。
主な業務としては…
【高温ガス炉とこれによる熱利用技術の研究開発】
水ではなくヘリウムガスで950℃の高熱の熱を取り出す原子炉を研究開発し、発電だけでなく、水素の製造や海水淡水化を組み合わせた80%の熱を利用する。
耐熱性が強く、燃料溶解がほとんどない特殊セラミック被覆の燃料核と大熱容量・高熱伝導の黒鉛構造体を使用するため、電源や冷却材の喪失時にも、制御棒を挿入しなくても自然に冷えて炉心が止まり、放射性物資が閉じこめられる。
【高速炉サイクル技術に関する研究開発】
長期的エネルギー安全保障・地球環境問題に対応するため、次世代高速炉を中核とする核燃料サイクルの確立に向けた技術開発に取り組んでいる。
大洗では、液体ナトリウムを使う高速炉実験炉『常陽』を活用した研究開発を実施。安全性・経済性を向上するため開発を進めている燃料や材料の照射試験、革新技術の実証や高速中性子の量が大きい特徴を活かした基礎基盤研究を進めている。特に、高速で中性子が飛び交う原子炉を利用して医療用の放射性同位体「ラジオアイソトープ」の製造が期待されていて…がん治療に有効なアクチニウム(Acー225)が、将来的に安価で製造可能になる。
【福島第一原子力発電所の廃止措置等に向けた研究開発】
高レベル放射性物質を安全に取り扱える試験施設やこれまで培ってきた技術を駆使して、福島第一原子力発電所(1F)の廃止措置等に向けた研究開発に取り組んでいる。具体的には「原子炉建屋内の除染に向けた研究開発」「使用済燃料プールから取り出した燃料の長期健全性評価をするため、海水腐食試験、強度試験を実施」「燃料デブリの取出しに向けた研究開発」「使用済燃料の取出しに向けた研究開発」を行っている。
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明日、地元で用事があるので…河原崎、赤堀両県議らと別れ、私だけ深夜に帰宅しました。


※蛇足ですが…昨日のワタシのブログの閲覧数が、過去最高の2万6452 ビューを記録しました。これは、Facebook の友達の10倍以上なので、ビックリです!(; Д)゚ ゚

お祭りで飛んだり跳ねたりして、悪化させました~!(;´д`)
東北で冷気に触れ、楽しい会食をしたらさらに痛くなりました!(;´Д⊂)