青森・六ケ所村再訪
朝5時37分に静岡行きの始発のバスに乗り、東京行きの始発のこだまに乗り…乗り換えの東京駅の待合スペースの2席あるテーブルで、独り寂しくコーヒーを飲んでいたら…
お疲れ気味の若い外国人カップルが空席待ちしていたので、席を譲ってあげました。喜んでくれたので、何気なく「Where are you from?」と尋ねたら「Spain!」
なので…そこから5秒で仲良くなって(笑)…10秒で名前を名乗り合い、10分ぐらい楽しく会話して、別れ際には一緒に写真を撮って、Instagramで繋がって、別れた後も新幹線の車内でメッセージをやり取りしていました!(*´∀`)♪
スペインのプロバスケットボールリーグ(ACB )の法務部で、顧問弁護士として働いているマヌエルさんと新妻のアレックスさんは、1カ月の新婚旅行でインド、タイ、ラオス、カンボジア、シンガポールを巡ってから東京を堪能し、今日から飛騨高山や大阪方面に向かうそうです。
そして、日本の後はバリ島なんですと! 新婚旅行のスケールが違いますよね~?(^-^)v
一方、ワタシは1泊2日の視察研修で、北に向かったのです!
青森県六ヶ所村の『日本原燃株式会社 原子力燃料サイクル施設』に視察研修に伺いました。同じ会派の河原崎全県議(御前崎市)と、赤堀慎吾県議(菊川市)と一緒です。
牧之原市議会議員時代の2014年にも、1度訪れたことがありますが…当時には存在していなかった深さ100mの『中心度処分調査坑』や『竜巻対策用防御壁』等の新しい施設もあり、大変勉強になりました!
びっしり4時間の滞在で、とてもたくさんのことを知り、いろいろな情報をお聞きして、多くのことを考えました。今回も、現地に足を運び、自分の目と耳で見聞きすることの重要性を改めて痛感しました。
前身の日本原燃サービスと日本原燃産業が1992年に合併して誕生した同社は、国内の9つの電力会社などが出資する資本金4000億円、総資産3兆2576億円(2022年度)、売上高1901億円(同)、従業員3075名(2023年4月)という巨大企業です。
この六ヶ所村のセンターの建設費の総額は、なんと2兆9180億円!! 約740万平方メートル(東京ドーム158個分)の広大な敷地内に、『再処理工場』『高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センター』『MOX燃料工場』『ウラン濃縮工場』『低レベル放射性廃棄物埋設センター』『使用済燃料受け入れ貯蔵施設』が併設されているという世界でも、ここにしか例のない原子力産業複合施設でした。
1984年(昭59)の建設決定から、国の全面的な後押しを得て、90%以上の株を保有する各電力会社が、いかに巨額の投資をして、このサイクルシステムの構築のために全身全霊を傾けてきたのかが、一目瞭然です。
地域経済に対する貢献も多大でした。この施設の存在により、立地自治体の六ヶ所村には同60億円の固定資産税がもたらされています。従業員3075人の64%、今年度も新入社員70人中、51人が青森県出身者だそうです。
地元の協力企業は約1200社、職員と関連会社社員を併せると7000人もの雇用が生み出されて、原子燃料サイクル施設などの他にも、国家石油備蓄基地や、やませを利用した風力発電基地等、エネルギー関連施設が集中していて...
周辺同規模の町村の倍以上の財政状況を反映して、人口約1万人の村内に天然芝のグラウンドや競技場、最新の下水道・浄化槽施設、診療所、健康施設、入浴場付き飲食施設が整備されていました。
〈六ケ所村のホームページより〉