
静岡県議会は7日の決算特別委員会最終日で令和4年度の静岡県の決算を全会一致で認定しました。
昨年度の一般会計の歳入額は、1兆4721億641万6000円(前年比97.7%)。歳出額は、1兆4474億7735万9000円(前年比97.4%)でした。
決算の概要は以下の通りです。
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◆決算規模…歳入総額は、子育て世帯等臨時特別補助金による国庫支出金の減などで2.3%減。歳出総額は、児童手当給付費などによる民生費の減や、消防施設整備費などによる消防費の減などにより、2.6%減。
◆決算収支…実質収支は、全ての団体で黒字となった。 財政指標…経常収支比率(県単純平均)は前年度比3.9ポイント増の87.3%となった。臨時財政対策債や、地方税減収補てん特別交付金の減などにより悪化した。 将来にわたる実質的な財政負担…積立金現在高が5.6%増となったことなどにより、前年度比0.8%減。

われわれ静岡県議会議員67人が、本会議場で決算特別委員会に臨んでいたちょうどその時間帯に…リニア中央新幹線静岡工区の環境保全に関する国土交通省の『第14回有識者会議』が、東京都内で開催されていました。
ここだけの話、国交省は以前には、静岡県の議会や委員会の開催日時は避けて実施してくれていたのですが…最近は、だいたい同日の同時刻でした!
その理由は…お察しください!(笑)
会議では、JR東海が検討する一連の対策を『妥当』とする報告書を近く取りまとめることで一致。微調整を経て年内にも成案化することを中村座長に一任して、2020年4月に水問題から始まった議論が事実上終了しました。
報告書案では、南アルプスのトンネル工事で懸念される水生生物や高山植物への影響について、JR東海の分析や対策を『適切』と結論づけました。
これに対し、オブザーバーとして参加していた森副知事は…「議論を行わなければならないという論点がまだあるという認識です。会議がここで終了して、報告書がまとまり『終わり』ということになると、とても残念な思いがある」と話したそうです。