
昨日17日、藤枝市の静岡県武道館で開催された『第52回 静岡県女性剣道選手権大会 兼 第62回 全日本女子剣道選手権大会県予選会』において、榛南代表の川合芳奈さん(牧之原市出身=筑波大3年)が見事、大会3連覇を成し遂げました。
詳しくは…⇒ こちら!!
すでにお伝えした通り、川合さんは今月1日の全日本学生選手権で悲願の〝日本一〟を達成していて…この9月に奈良県で行われる全日本選手権では、県勢史上初の『年間全国個人2冠独占』というとてつもない大偉業にチャレンジすることになります。
…とここで、いつもなら「凄い!凄い!」「素晴らしい!」「牧之原市、静岡県の誇りです!!」と大絶賛して終わるだけのワタシの投稿ですが…今日は、悲しくてやるせない思いでいっぱいです。
実は、ワタシは剣道関係の友人から、昨日の段階でこの快挙を聞いていました。しかし、昨夜は疲労困憊していたこともあり…「慌てて今、オレが速報するまでもないよなあ。静岡県のスポーツ界の大ニュースだから…」と思ってしまったのです。
不覚でした!! 今、冷静に考えれば当たり前のことなのですが…一夜明けても、どこの新聞の紙面にもネットニュースにも、記事はもちろん、結果さえ載っていません! スポーツ紙記者を辞めて12年も経って、マスコミ業界の常識にもすっかり疎くなりました。
昨日は、夏の甲子園予選2回戦が県内8球場で16試合、Jリーグも県勢4チームの試合(磐田対藤枝、清水は国立開催)、県中学総体陸上もあったわけです。1年で一番人員が足りないのです。
加えて(共同通信の配信記事ですが…)大相撲(翠富士の快勝)やプロ野球、MLB(大谷33号)やテニスの全英オープン(車いすの部で17歳小田初優勝)などの話題満載で…地方の新聞やテレビが、剣道の県選手権の記録を載せるスペースも時間もないのです。いや多分、気付いてもいなかったでしょう。
これが、今でも剣道を取り巻く現状です。地元紙のスポーツ面に、函館競馬や浜名湖ボートや浜松オートの予想や成績は載っても、スーパースター剣士の日本一につながる県剣道女子選手権の記録は載らないのです。
でも、それは仕方がありません。県民全体の〝注目度〟が低いからです。高校野球の2回戦の記事の方が、読みたい人が多いのです。昔も今も、商業マスコミは、話題になるニュース、売れる(=視聴数の多い)記事を最優先します。個々のスポーツの選手の凄さや記録の価値と、実際の報道量は全然比例しません。
政治のニュースもまったく同じです。県議会で、どんなに真剣で熱い議論が交わされようと、大きく報じられるのはおかしな知事との確執や対立ばかり。議会の全体像や各議員の一般質問の内容は、全然伝わっていませんよね?
これこそが、時に批判されても忠告されても、ワタシが議会や自分の考えを赤裸々に発信し続ける最大の理由です。絶対にマスコミに頼ってはいけないのです。

今日は『海の日』でした!
素晴らしい海を持つ牧之原市バンザイ!!(^^)/