祇園精舎の鐘の声
地元・牧之原市静波区の服織田神社の祇園祭の神事に、出席しました。
祇園祭とは、京都の八坂神社(祇園社)で1000年以上も続く、主に「疫病退散」を祈願するお祭りで、東京の神田祭、大阪の天神祭に並ぶ「日本三大祭り」の1つです。
どうして、この神社でも神事が執り行われるようになったのかは、定説がないそうですが…式後に挨拶に立った氏子会の会長さんが「祇園と言えば…」と有名な平家物語の冒頭の1節を諳じてくださいました。
「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理を表はす。奢れる人も久からず、ただ春の夜の夢のごとし。猛き者も遂には滅びぬ。偏に風の前の塵に同じ」
そのまま、会長さんはロシアのプーチン大統領の話を始めました。ちょっと予想の展開と違いました!(笑)
4年ぶりの開催となった『静岡県退職公務員連盟榛原支部大会』に、地元県議としてご招待いただきました。
旧榛原郡の3市2町(牧之原市、島田市、御前崎市、川根本町、吉田町)の退職公務員のみなさまが会員です。
すべての出席者はもちろん、4人の来賓の中でも私1人だけが、50代手前まで公務員経験のない民間出身者だったので、とても心細かったのですが…
会場のあちこちに中学時代の恩師を含め、顔見知りの元教員の先生方を見つけて、少しホッとしました。
来賓祝辞では、閉会が深夜1時すぎに及んだ3日前の県議会での不信任決議の際の県職員の激務を例に挙げて「われわれ政治家は、公務員の協力がなければ何もできません。長年にわたり、滅私奉公でご活躍くださったみなさまを見習って、私も新米の特別職地方公務員として頑張ります」とご挨拶させていただきました。
私が政治家になる前の2年間働いていたNPO法人静岡県ボランティア協会主催の『第42回サマーショートボランティア』の榛南地区事前研修会に、ご招待いただきました。
今年も地域内の福祉や介護、保育等の各種施設からの依頼に応え…牧之原市、吉田町、御前崎市の中高生たちが、夏休み真っ盛りの8月の丸1カ月間、交通費さえ出ない…完全無給のボランティアとして献身的に働いてくださいます。
私自身は、東日本大震災が起こった40代半ばまで、ボランティアとは無縁(=献血以外)の即物的な人生を歩んできただけに…10代の若さで、高い志と博愛の精神に満ちた素晴らしい生徒さんたちに、心からの感謝と敬意の気持ちを伝えさせていただきました。