
一所懸命に質問しましたが、満足のゆく答弁は、引き出せませんでした。(;´Д⊂)
ただ、1人でも多くの県民に…今のダブルスタンダードな県政のおかしさと、地域と水と環境を愛するワタシが言わんとする真意が伝わったことを祈っています。県庁本館4階の傍聴席までお越しいただいた多くの支援者、同志のみなさん! インターネット中継をご覧くださったみなさん!! 本当にありがとうございました!
リニアのトンネル工事については、以下のような質問をしました。内容のない答弁(笑)の原稿は、まだ手元にないので、おいおいご紹介します!(。-ω-)
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私は、自民改革会議所属議員として、通告に従い、知事、副知事及び関係部局長に対し、分割質問方式にて伺います。
はじめに、リニア中央新幹線整備への県の対応についてのうち、リニア中央新幹線建設促進期成同盟会での対応について伺います。
午前中の公明党蓮池県議の代表質問でも触れられましたが…先月5月31日、知事はリニア中央新幹線の沿線都府県でつくる「リニア中央新幹線建設促進期成同盟会」の総会に、昨年7月の加盟以来、初めて出席されました。
その総会の場で、知事は副会長として挨拶に立ち、開口一番「静岡県は、リニアには一貫して賛成しております!」と改めて、従来の『リニア大推進論者』であるというご自身の立場を表明されました。まあ、ここまではいつもの川勝節ですが、私はニュース映像で、間髪置かずに述べられた次の発言に仰天しました。
知事は「田代ダムの取水抑制と、燕(つばくろ)沢の盛り土360万立方mと藤島沢の要対策土10万立方mを合理的に解決すれば、何の支障もありません」と断言されたのです。
するとどうでしょう。2週間後の今月14日には突如、県はJRに対し、田代ダムを管理する東電の関連会社と「田代ダム案」についての協議入りを認める文書を送付したのです。これにもびっくりです。
知事は、昨年7月に同盟会への加盟が認められて以降も、記者会見や本会議等、ことあるごとにリニアトンネル工事による大井川流域の水資源や生態系への影響等、県がJRに提出した「47項目の問題を全て解決するまで、県内の着工は認めない」と明言されてきました。しかし、状況は知事の発言で急展開しました。今後、両社の協議が進み合意した暁には、前述の知事の話によれば、もはや残る〝障害〟は、工事による発生土関連の項目だけということになります。
今日に至るまで、JRから全47項目の解決に向けた約束も具体的な対策も出されていない現状で、知事が期成同盟会で話した「合理的な解決」に向けて、県は着々と動き始めた感もありますが、その認識でよろしいでしょうか。そして、残る発生土問題の解決実現に向けても、これから県は主体的にどう取り組んでいくのかを伺います。
さらには、驚きの報道もありました。期成同盟会総会後の東京の産経新聞によれば「知事は昨年12月ごろ、国などの関係者に、①長野県内の停車駅を現計画の飯田市よりも約100キロ北の松本市に設置し、静岡県内を通らないルートに変更すること。②JRが計画する品川-名古屋間の先行開業を断念し、その後に予定される名古屋-大阪間の開業に合わせて全線一括開業を目指すことを要請した」とのことですが、これは事実でしょうか。
思い起こせば、知事は令和2年10月にも同じルート変更案の論文を文芸誌に寄稿し、物議を醸しています。あの時は、直後に当時の難波副知事が「ルート変更は必要ない」と否定して、騒動はうやむやになりました。昨年7月の期成同盟会への加盟にあたり、知事はちょうど1年前の今日6月29日の定例記者会見で、「現行ルートでの整備を前提に取り組みを進める」と県の姿勢を示しました。しかし、晴れて「建設促進期成同盟会」に加盟した現在でも、やはりルート変更が知事の本心、最終目標であるのであれば、退会や除名に匹敵する大問題であると思いますが、県の見解をお聞かせください。
次に、土地所有者や地元住民への対応について伺います。
先の静岡県議会2月定例会で、私がリニア工事に使用する土地や森林のほとんどすべての所有者である十山株式会社や井川地区の地元住民に対する県の対応について質問した際、森副知事から「静岡県中央新幹線環境保全連絡会議の場に限らず、十山株式会社や地元井川住民の皆様と情報共有や意見交換を行うように努めていく」との答弁をいただきました。
しかし、その後も最大の当事者である同社や地元住民の意見や要望が表に出ることもないですし、県の専門部会に呼ぶこともありません。さらには、県のJRに対する要望書の内容を事前に伝えるわけでもなく、今も蚊帳の外に置いているように見えてなりません。その理由について伺います。
次に、青崩峠(あおくずれとうげ)トンネル工事に対する対応との違いについて伺います。
5月26日、国土交通省中部地方整備局飯田国道事務所が、浜松市天竜区と長野県飯田市の境の青崩(あおくずれ)峠に建設中の三遠南信自動車道の「青崩峠トンネル」4998mが貫通しました。
国内最大の断層「中央構造線」がすぐ近くを走っているため、地盤が非常にもろく、地下水位も高いため大量の出水も続き「史上最難関のトンネル工事」と呼ばれていた超難工事でしたが、世界に冠たる我が国の最先端土木技術によって、掘削工事着工から実に4年の歳月を掛けて、ついに貫通したのです。ちなみに、リニアトンネルの静岡工区の長さは、この青崩峠トンネルの約2倍の8900m。工期は約5分の1の10カ月と、JRは発表しています。
ところで、天竜川にほど近いこのトンネルの両出入り口の標高は、静岡県(浜松市)側が682m、長野県(飯田市)側が592mであり、海に近い静岡県側の方が90mも高いのです。
静岡県は、首尾一貫してリニア中央新幹線の工事におけるトンネル湧水の県外流出と環境への影響を徹底的に問題視しています。しかしながら、この青崩峠トンネルの工事においては、どうだったのでしょうか。
本工事着工前に県内部分で、先進ボーリングを許した理由はなぜですか。工事中のトンネル湧水量を事前に把握していたのですか。本工事中のトンネル湧水量は、国交省からしっかりと報告を受けていたのでしょうか。
私には、リニア中央新幹線工事と青崩峠トンネルの工事の湧水の県外流出の構図は同じに見えます。知事は今月13日の定例会見で突如「これからは『静岡の水』『山梨の水』という議論はしない」と言い出しましたが、これまでは「命の水は一滴たりとも譲らない」「静岡県から山梨県に流れた地下水は全量返せ」と主張していましたね。天竜川の水は命の水ではないのですか。長野県に流れた水は返してもらったのですか。今はどうですか。明らかなダブルスタンダードではないですか。
また、このトンネルの工事による大量の発生土は、どこに運び、どこに積んだのでしょうか。土質は工事前に科学的に確認、分析し、有害物質を含む要対策土についても協議や調査は行ったのでしょうか。お答えください。

決戦を前にした本日の昼飯は…「名前に〝勝〟の字が入っている大将に、負けないように」と…カツ丼を頼みました!(^-^)v
「こっちは石ころだけど…サイズは大だからな!」と意気込んでいたのですが…((+_+))
◆29日の代表&一般質問◆
【蓮池章平(69=公明党県議団)】
1 知事の政治姿勢について
(1)リニア中央新幹線課題解決のための方策
(2)人口流出対策
2 県東部の拠点都市づくりについて
(1)県の積極的な関与
(2)沼津駅周辺の交通拠点の機能強化
3 南アルプスの環境保全に関する取組について
4 自然災害への備えについて
(1)激甚化・頻発化する豪雨による浸水被害への対応
(2)津波から命を守るための方策
5 保育士の確保と職場環境の改善について
6 社会的養護の必要な子どもを守るための方策について
7 帯状疱疹ワクチン接種の促進について
8 障がい者支援の充実について
9 障がい者スポーツの振興について
10 不登校特例校の設置について
11 特別支援学校の学区制について
12 東南アジアにおける静岡茶の販路拡大について
13 山岳遭難防止対策について
【山本隆久(62=無所属)】
1 知事の政治姿勢について
o 今後のリニア中央新幹線整備への対応
2 富士山静岡空港のにぎわいづくりについて
3 外国人県民に対する日本語教育について
4 劇的な構造変化に直面する自動車関連の小規模事業者支援について
5 住民共助による移動手段の確保に向けた取組について
6 不登校の子供たちへの支援について
【大石健司 (57=自民改革会議)】
1 リニア中央新幹線整備への県の対応について
(1)リニア中央新幹線建設促進期成同盟会での対応
(2)土地所有者や地元住民への対応
(3)青崩峠トンネル工事に対する対応との違い
2 榛南地域における治水及び津波対策について
(1)坂口谷川水災害対策をはじめとする榛南地域における治水の取組状況
(2)牧之原市相良地区海岸線の津波対策の進捗状況と今後の計画
3 近海物の県内漁協への水揚げ量増加の取組について
4 スポーツコミッションの推進について
【木内満(43=自民改革会議)】
1 逢初川土石流災害に端を発する盛土等への対策について
(1)静岡県盛土条例施行から1年間の状況と今後の対応
(2)工事現場等から発生する土砂の処理の適正化
(3)盛土規制法の施行を踏まえた盛土対策の方向性
2 本県の公教育について
(1)義務教育に対する課題認識と今後の方向性
(2)高校教育に対する課題認識と今後の方向性
3 インバウンド需要の取り込みに向けた県の役割について
4 夏山シーズンの富士登山者の安全確保について
5 オリンピックeスポーツシリーズ2023を契機としたeスポーツの取組強化とサイ
クルスポーツの聖地づくりについて