
「榛原(はいばら)さんは、静岡県内にいますか?」
今朝の静岡新聞で予告されていた、夕刊の特集記事を楽しみにしていました。京都市在位の榛原久仁子さんという方からのお手紙をもとに、同紙の「特捜隊の記者が県内を探しまくる」という企画に胸を躍らせました。
2005年(平17)に旧相良町と合併して誕生した牧之原市の旧榛原町の方々も同じ思いだったかもしれません。「確かに、高校や会社とかには〝榛原〟の名は残っているけど…〝榛原さん〟には会ったことないなあ~」と思ったからです。
なので帰宅後、さっそく紙面を広げてみたのですが……これが何とも消化不良!! 特捜隊員も「榛原という地名は県内にあるが、名字は聞いたことないな」と書いているのに、肝心のその地名が、県内のどこにあるのかの説明がまったくありません。。
説明がないのに、いきなり「『榛原町の地名』(榛原町教育員会)によると…」と20年以上前の本を引用し始める。これでは、いまだに榛原町が存在しているようです。
そもそも「榛原」という珍しい地名にまつわるであろう名字のルーツを探る企画なのですから、専門家の「聞いたことありません」とか榛原郡吉田町役場の「個人情報なので回答できません」という無粋なコメントではなくて…
手紙の京都の榛原さんのご主人の実家がある山梨で言い伝えられてきたという…「江戸時代末期に駿河から移住してきた医者の榛原氏」の出自を探す旅に出てほしかったです!(笑)
でも、袋井のお寺の住職さんに「榛原(しんばら)」さんがいて、こちらはどうやら旧姓榛葉さんで…「先祖が尊敬する僧侶の名字の1字である『原』の字をいただいて、榛原(しんばら)になったらしい」というエピソードは面白かったです。
そして、本日の結論は…「文句があるなら、自分で調べりゃいいじゃん!!」という自身への叱咤でした!(笑)
さっそく父の本棚から、1991年(平3)に完結した全部で2500ページにも及ぶ『静岡県榛原町史』全3巻を引っ張り出して、古墳時代から榛原氏の痕跡を調べることにします!(^^♪

ちなみに…検索サイトの名字由来ネット(⇒こちら!!)で調べてみたところ…
【名字】榛原
【読み】はいばら,はるはら
【全国順位】 18,521位
【全国人数】 およそ260人
【名字の由来解説】
現静岡県西部である遠江国榛原郡榛原郷が起源(ルーツ)である、応神帝子孫の榛原公。現大阪府北部と兵庫県の一部である摂津、現山梨県である甲斐、現東京都、埼玉県広域、神奈川県北部である武蔵などにもみられる。「原」は野に対して平らな広いところを表す。
…と、とても詳しく、丁寧に解説されていました。
さらに…
【榛原さんの多い地域 TOP5】
①埼玉県(約70人)
②山梨県(約60人)
③東京都(約60人)
④静岡県(約20人)
⑤神奈川県(約10人)
【榛原さんの多い市町村 TOP5】
①山梨県甲府市(約50人)
②埼玉県川越市(約30人)
③東京都八王子市(約20人)
④神奈川県鎌倉市(約10人)
⑤山梨県甲斐市(約10人)
静岡県にも20人ほどいらっしゃるようです!! いつかお会いしてみたいものです。