
台風15号の記録的な大雨で甚大な被害を受けた静岡市では、被災された方からの支援要請とボランティア活動を希望する人を受け付ける「災害ボランティアセンター」を各地に開設。明日29日から活動を開始します。
昨日27日夕方、JR清水駅近くの『清水社会福祉会館 はーとぴあ清水』に開設された清水区のボランティアセンターを視察しました。岩手から熊本まで、これまで全国各地の被災地で私が知り合った被災地支援の専門家の方々が、被災者からの支援要請の聴き取りと、市民ボランティアの受け入れ準備に追われていました。
静岡市で、ボランティアの支援を受けたい方は…土日を含め毎日10時から16時まで、要請を電話で受け付けます。
【葵区の方】
080-5071-9507
080-5071-9520
【駿河区の方】
080-5071-9525
【清水区の方】
080-5071-9581
080-5071-9630
…です。
一方、「被災された方々のためにボランティアをしたい!」を広く募集しています。「静岡県在住の中学生以上」の方を対象に、すでに事前登録を受け付けています。
詳細は…『静岡市災害ボランティアセンター』のホームページの「申し込みフォーム」から登録をお願いします!⇒こちら!!
主な活動内容は…「屋内外の清掃」「災害ゴミなどの屋外への運び出し」「家具や室内のふき掃除」「泥落とし作業」「屋内の泥のかき出し作業」で、明日29日から、個人宅を優先して開始されます。

本日から、静岡県議会が再開されました。
本会議前に、年に1度の健康診断を受けました。
いろいろあったこの1週間で、体重はついに76.1kgに…。春先には100cmだった腹囲が、80cmを切っていました! 看護師さんに褒められました。
でも、身長も1cm近く縮んでいました。身がすくむようなことがあったから? それともすべては、単なる老化かも??(笑)
<28日の代表、一般質問>
【盛月寿美(54=公明党県議団)】
1 知事の政治姿勢について
(1)安心して子どもを預けられる体制の確保に向けた取組強化
(2)ベビーファースト宣言
2 県にゆかりのある方を活用した広報について
3 地域で防災人材を育成するプログラムの創設について
4 サニタリーボックスの男性トイレへの設置について
5 県営住宅における高齢者の在宅生活を支えるサービスの充実について
6 食品ロス削減に向けた取組について
7 子どもたちが文化芸術に触れる取組の強化について
8 母乳バンクの普及に向けた取組について
9 医療的ケア児等への支援について
10 アレルギー疾患対策の取組について
11 人と動物の共生社会の構築について
(1)動物管理指導センターの移転整備
(2)ファシリティドッグなどの職業犬の普及
12 不妊治療と仕事の両立支援の推進について
13 清水港のさらなる利用促進の取組について
14 特別な配慮を必要とする幼児への支援について
15 犯罪被害者支援について
【諸田洋之(56=無所属)】
1 原子力災害時における広域避難計画の実効性向上について
2 デジタル社会の形成を踏まえた“ふじのくに”のフロンティアを拓く取組の今後の方向性について
3 インセンティブを活用した健康づくりについて
4 次世代のAI、ICT人材の育成に向けた取組の推進について
5 都市計画道路志太中央幹線の整備について
6 二級河川小石川の治水対策について
7 焼津漁港周辺のにぎわいづくりについて
(1)県道焼津榛原線における歩行者利便増進道路制度の導入
(2)焼津漁港によるにぎわいづくり
8 焼津水産業の発展を考えた魚市場及び漁協の在り方について
【河原崎聖(58=自民改革会議)】
1 リニア中央新幹線について
(1)残土処理
(2)合意形成に向けた取組
2 世界情勢の激変を受けた今後の地域外交について
3 島田市内の採石場跡地からの土砂流出について
4 中山間地域における茶業振興について
5 河川における水難事故防止に向けた取組について
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26日の鈴木啓嗣県議(自民改革会議)と田内浩之県議(ふじのくに県民会議)に引き続き、本日の盛月寿美県議(公明党県議団)も、会派の代表質問で、今月5日に牧之原市で発生した幼稚園の送迎バス内の園児置き去り死亡事故を取り上げました。
本日の盛月県議も、当初の質問予定にはなかった「安心して子どもを預けられる体制の確保に向けた取組強化」という質問を、いの一番に知事に問い質しました。県民・市民を震撼させるような重大事故・事件が起こった時にはいつでも、議会で一番重要な開かれた本会議場の舞台で臨機応変に、当局側と質疑や討論を行うことは、民主主義社会の二元代表制にとって、とても大切なことだと思います。
1 知事の政治姿勢について
(1)安心して子供を預けられる体制の確保に向けた取組強化
<盛月県議>
牧之原市の認定こども園において、送迎バスの中に取り残された園児が亡くなるという大変痛ましい事件が起きました。原因は複数の人為的なミスが重なるなど、極めてずさんな運営によるものであったと報道されていますが、これを特殊な事例として片付けてはいけないと考えます。
指導監査は、園の指導・監督を行う県が、施設の状況を直接確認できる、大変重要な機会であり、今回の事件を受けて、指導監査の実効性を高める取組を進めていくことが必要です。
県が政策目標に掲げる「安心して子供を預けられる環境の整備」を進めるためには、子供を守る質の高い運営体制の確保が不可欠であり、これを担保するのが行政による指導監査であると思います。
今回のような事件を二度と起こさないためにも、安心して子供を預けられる体制の確保に向けて、どのように取り組んでいくのか知事の考えを伺います。
<川勝知事>
盛月議員にお答えいたします。私の政治姿勢についてのうち、安心して子どもを預けられる体制の確保に向けた取組強化についてであります。
県では、認定こども園をはじめ、保育所、児童養護施設等に対して、年1回の実地による指導監査を行っております。
指導監査につきましては、毎年度、重点指導事項を定め、効果的な監査の実施に努めております。令和4年度につきましては、利用者への適切な処遇の確保、安全対策の徹底、福祉サービスの質の向上、最低基準の遵守を重点指導事項としております。
認定こども園につきましては、利用者への適切な処遇の確保として、指導計画の作成状況、不適切な養育の兆候が見られる場合の対応、安全対策の徹底としては、感染症の予防対策や危機管理マニュアルの作成・周知の状況、福祉サービスの質の向上としては、自己評価の実施や苦情受付窓口の設置状況、そして最低基準の遵守として、学級編成や職員の配置、認可定員の遵守状況などにつきまして、職員への聞き取りや資料確認を行っているところであります。
今回の牧之原市の認定こども園での事故を受け、児童福祉施設に対する安全管理体制に係る指導監査につきましては、より実効性が上がるよう手法を見直すなど、取組を強化していくことが必要であると認識しております。
そのため、これまでの年1回の定期的な指導監査に加え、安全管理体制に的を絞った随時調査や事前通告なしの抜き打ち監査など、機動的に対応できるよう手法の検討をしているところです。また、監査における指摘事項のうち、現在も県ホームページで公表している福祉関係法令や通知の違反に係る改善指導事項に加えて、助言指導事項につきましても公表し、注意喚起を促すとともに、年間の監査の状況を取りまとめ、留意点等を施設全体に広く周知するなど、監査結果の有効活用も検討してまいります。
指導監査を通じて、児童福祉施設における子供の安全を確保するとともに、保育の質の向上を図り、安心して子供を預けることのできる体制の確保に取り組んでまいります。