
本日23日の牧之原市と吉田町の新聞朝刊に『大石けんじの県政報告 第9号 2022年秋』を、折り込ませていただきました。
みなさまからのご意見、ご要望をお待ちしています。

12年に1度、寅年の年にだけ開扉される牧之原市の静波五丁目の薬師堂の『本尊薬師如来開扉供養大法要』に、ご招待いただきました。東五丁目と西五丁目が交互に主催し。今回は東五丁目の担当でした。
今から370年以上昔の正保年間(1644~47)にこの地に開創され、明治5年(1872)に廃寺になった月松院真如寺の跡地で、長年大切に祀られてきた歴史ある薬師如来像です。
薬師如来とは、東方浄瑠璃世界の教主で、人々の病を治し、苦悩を救う仏様です。この仏像は真如院の廃寺の際に、本寺の安楽寺(静波二丁目)に移されたのですが、ちょうどそのころ地域に悪病が流行。信心深い村人の夢枕に現れ「私は元の場所に帰りたい」と告げたのでした。
話を聞いて驚いた村人たちは、真冬だったにもかかわらず、全員が海に入って身を清め、安楽寺から薬師如来を打替えに行き、かつての真如院の境内にあったヒノキの大木の股の間に安置したところ、あら不思議。疫病の流行はピタリを鎮まったとか。。
村人たちは、躍進慮来のあらたかな霊験に感謝して、新たにお堂を建立して仏像をお祀りしたのだそうです。以来「五丁目のお薬師様」と親しまれてきたのです。
東西の五丁目の隣の隣の町内会の私は、十二年前には故郷に戻ってきたばかりでしたので、この供養祭の存在はまったく知らず…今回が初めての参詣でしたが…
地元の長老の1人が帰り際…「お父さんも町長時代から、何回か来てくれたっけやー。ケンジさんも、これからも健康だけには気を付けて頑張ってくりょうやい」と温かく励ましてくださいました。
素晴らしい薬師如来の霊験と五丁目のみなさんの熱い応援を受けて、大石けんじは今日も元気です!(^^)/

薬師如来の法要の後には、地元の秋葉山の山頂にある秋葉神社(正式名称:白髭=しらひげ=秋葉神社)の例大祭の神事にも、伺いました。ここは仏様も神様も敬愛する、古き良き時代からの日本の田舎町です。
この山と神社は古来、故郷のご先祖様たちの生活を見守り、支え、養ってくれた大切な大切な神の山です。私がいつも母校の川崎小学校の読み聞かせボランティアで読む旧榛原町の昔話でも、もっとも頻繁に登場する一番身近な山なのです。
令和4年の今日は…江戸時代に妖艶な美女に化けて、旦那衆をだまして喜んだ女狐「白髭おこん」も、人々を怖がらせて飲み込んだ白い大蛇もいませんでしたが…標高55mの山頂に向かう坂道で、大きなアカテガニをいっぱい見かけました。
アカテガニをまじまじと見つめていたら、真っ赤なカニなのに、手だけは白いことに気づきました!