
静岡県議会9月定例会は、本日21日が開会日です。このところのハードな毎日の疲れもあり、今朝は県都に向かう高速バスの中で、気持ちよく熟睡していました。
「お客さん! 終点ですよ!」。セノバのターミナルで、後部座席まで点検に来た運転手さんに起こされなければ…そのまま、地元にUターンするところでした。
これがもしも、終バスだったら…目覚めたのは車庫だったかもしれません。昼間でもコロナ前の親睦旅行なら、酔っぱらってシートの隙間で眠り込んでいたかもしれません。
子どもやお年寄りだけでなく、健康な大人でも、誰でも…「時と場合、体調によっては、バスに取り残されることは起こりうるのだ」という現実を、身をもって体験しました。
先週の牧之原市議会の一般質問で、8年後の小中学校再編に向けた『学校環境と設備』という件名に沿って「バス通学の課題」を取り上げようとした際に…川崎幼稚園の事故を壇上で前置きしたばっかりに「通告外質問」として却下されてしまった親友の絹村市議の熱意と問題意識の高さを再評価しました。
開会日恒例の知事による提出議案説明の冒頭は『喫緊の課題への対応』。その①は…『牧之原市の認定こども園における事故』についてでした。
1 喫緊の課題への対応
①はじめに、牧之原市の認定こども園における事故についてであります。今月5日、牧之原市の認定こども園において、送迎用バス内で発見された園児が亡くなられるという大変痛ましい事故が発生いたしました。
亡くなられましたお子様の御冥福を心よりお祈り申し上げますとともに、御遺族の皆様のに対しまして、衷心よりお悔やみを申し上げます。
県では、昨年の福岡県での同様の事案を踏まえ、県内の保育施設等に対し、安全管理の徹底を求めるとともに、指導を実施してきたところであり、今回の事態を大変重く受け止めています。
事故発生後、直ちに、市町を通じて保育施設等に対し、安全管理の徹底などを再度求めるとともに、今月9日、当該施設の特別監査を開始いたしました。
現在、牧之原市と協力し、事故当日の状況や安全管理体制などについて調査をしているところであり、1日も早い事故原因の究明と再発防止に取り組んでまいります。
また、政令市とも連携し、県内の認定こども園や保育所、幼稚園等、送迎バスを運行している方九施設等約250施設を対象に、国の通知で示す安全管理事項に基づく、安全管理の実施状況について調査を行いました。この結果等を踏まえ、今月27日より、現場への立ち入り指導を実施してまいります。
今後、にどここのような事故が発生することのないよう、国の再発防止に向けた緊急タイプ状況も注視し、市町とともに、保育施設等における子どもの安全管理の徹底に、全力で取り組んでまいります。

本日の本会議終了後、『令和4年度議員研修』が、県庁本館4階の特別会議室で開催されました。
静岡市生まれで戦国時代史研究の第一人者として、著名な歴史家の小和田哲夫氏(78=静大名誉教授ほか)の『歴史からのトリセツ ~古き知恵を今の政治に生かす~』という講演でした。
NHKの大河ドラマで「秀吉」(1996年)、「功名が辻」(2006年)、「天地人」(2009年)、「江~姫たちの戦国~」(2011年)、「軍師官兵衛」(2014年)、「おんな城主 直虎」(2017)、「麒麟がくる」(2020年)…そして来年2023年の「どうする家康」の時代考証を務める第一人者から…戦国武将などの史実に照らし合わせた、現代の世を生き抜くヒント、政治家としての出処進退のあり方をご教授いただきました。
自分自身のを来し方行く末に思いを巡らせる貴重な機会となりました。