世界がもし100人の村だったら
今朝の読み聞かせボランティアは、ネラさんが昔買った本をどこからか引っ張り出して読んでいた『世界がもし100人の村だったら』(C・ダグラス・スミス著、池田香代子訳)にしました。
世界の現状(…特に不条理)を100人の村に例えた素晴らしい道徳本で…2001年に発売されて大変な話題を呼びました。しかし、昨夜、手に取って読んでいるうちに…「これはウチの息子たちが生まれたころの話。今はどうなっているんだろう?」という好奇心が頭に浮かんでしまい、眠れなくなりました。
なので、明け方にパソコンの前に座って検索しまくり…どなたが知らべてくださった2020年版の100人の村の数字を、原本(2001年)と比較するという形で、5年2組の良い子たちに読み聞かせました。
世界の人口は約20年で、63億人から77億人に14億人も増えていました。分母は違うけど、100人の村としての構成では、男性は52人⇒50人、女性が48人⇒50人、子どもは30人⇒25人、お年寄りが7人⇒9人…日本ほどではないけれど、世界中で少子高齢化が進んでいるようです。
中国人が17人⇒19人、英語圏の人は9人⇒5人、スペイン語を話す人は、6人から5人に減りました。
大学に行ける人は1人⇒7人、パソコンやスマホを持っている人は2人⇒22人と激増したのに…読み書きのできる人は、86人⇒83人に減りました。屋根のある家に住んでいる人は78人⇒77人と、ほとんど変わっていません。
飢餓で生死の境にいる人が、昔も今も1人います。一方、栄養失調が20人⇒15人に減り、肥満な人は15人⇒21人になりました。
20年前は、6人が村の全員の富の59%を保有していましたが…今では、たった1人が82%を持っていて、残りの半数48人は、1日を2米ドル(280円)以下で生活しています。
こういう数字を淡々と話しただけで、5年2組の良い子たちは目を輝かせて、聴き入ってくれました。「読み聞かせじゃないじゃん!」と笑う子もいましたが「スゴい話だなあ~!」と喜んでくれる子もいました。
最後に原本のあとがきを読みました。「まず、あなたが愛してください。あなた自身といろいろな人が、この村に生きているということを…。もしもたくさんのわたし・たちが、この村を愛することを知ったなら…まだ、間に合います。人びとを引き裂いている非道な力から、この村を救えます。きっと」。
大震災のあった2011年生まれのみんなから、大きな拍手をいただけました!
長男マリアーノのプロ俳優初舞台『タイムトラベルアイドル 時空少女ピピ』を家族と親友…計7人で観に行きました。
こういったミニ劇場で、演劇を観たのは初めてでしたが…何から何まで予想を超える面白さで、とても楽しかったです。彼の見せ場もいっぱいありました! わざわざ東京まで日帰り遠征してよかったです。
残る公演は…明日、明後日の3回のみ。。お近くの方、ご興味・ご関心をお持ちのアナタ!(笑) どうか足をお運びください! 絶対に後悔はしませんよ!
劇の詳細、日程、チケット情報は…⇒こちら!!です。
有料ですが、ライブ配信もあります。ご自宅からでも観れますよ!