
日本近海に突如発生した台風8号の急接近で、明日の剣道大会が中止になってしまい…最終調整のつもりだった少年団の稽古が、代替の舞台になりました。
50年近く昔の自分と同じ年ごろの少年たちの練習試合を観て興奮し、気合を入れて、まったく暑くない良いコンディションの中で、最後の地稽古に臨んだのですが…
湿度が高かったこともあるとはいえ…自分が想っていたほど、自分の調子が良くもなくて、自分自身にちょっと幻滅しました!
何ごとも、思い通りにならないのが人生です。

未曽有のコロナ感染爆発の中、県や市の要請通りの対応を一所懸命に心がけている飲食店が、かえってお客さまから鬱陶しく思われて、利用を避けられるようなことがあってはなりません!
お盆休みの始まった今、全国的にも静岡県でも急激な感染者の増加により、医療提供体制は過去最悪のひっ迫状況に陥りつつあります。静岡県は9日に、国から感染力の強いBA・5株の『対策強化地域』に指定されたことで…『BA・5対策強化宣言』を発令しました。
しかし今回は、時短営業や休業の要請も休業補償もありません。それらがないにもかかわらず…飲食店においては「少人数家族での会食でなければ、お客様には〝マスク会食〟をお願いしてください」とか「酔ってマスクをしないお客様には、ノンアルコール飲料を提供してください」という要請が入っているのです。
牧之原市内でこの通達を真摯に受け止め、この数日間、来店するすべてのお客様に愚直に指示通りのお願いを続けてきた若き飲食店主から昨日、悲鳴に近いLINEが届きました。
「協力的なお客様もいますが、まったく守る気のないお客様もいて、タイミングを見てまたお願いするのですが『うるさい店だな!』と嫌な顔をされたり、ネットの口コミに最悪の評価をつけられたりしました」というのです。
「稼ぎ時の繁忙期はここ3年ないに等しい状況ですが、苦しい上に店側が精神的につらくなるお達しを県が出すなら、知事や担当者が先頭になってメディアを通して、しっかり県民に周知させてほしいです。通達をしっかり守る店がうるさい店、無視して何も言わないのが良い店になるっておかしくないですか?」というのです。
まったくもってその通りの酷い話なので…昵懇にしている県政記者クラブの友人を通じて、本日の県の担当課の記者会見で、この問題を問い質してもらいました。
友人によると「やっぱりそうですか? 実は前回の会見で『酔ってマスクをしない人にはノンアルを!!』という発表を聞いて、会見場に失笑が漏れました。ウチもそうですが、あまりにもバカバカしくて(批判的に)報道しなかったというのが実情です」というのです。
そして、本日の記者会見での県の回答は…
「昨年の緊急事態宣言、まん延防止措置から繰り返されていることです。県としては、感染防止対策をしている店側に〝認証店〟としてお墨付きを与える代わりに、マスク会食やノンアルコール提供のお願いをしているわけなので、お願いを守らないお客様には(お店から)一言言ってもらうことをお願いしています」だそうです。
これぞ、まさに「正直者が馬鹿を見る」というお役所の非道な態度です。「守らない客の反応や態度なんか、われわれは知らないよ」と言っているに等しい回答に驚きました。真面目な飲食店のイメージを悪くしかねない厳しい指示を出すことだけが、今の県の仕事なのでしょうか?
責任者出て来い!! 全県民に、ちゃんと説明しろ!!
