
心地良い晴天の今日は、9年前に癌で他界した母・敦子の誕生日でした。亡くなる前年に、彼女が父と一緒に福島・三春町で買い求め、庭に植えた「三春滝桜」(みはるのたきざくら)も咲きました。
樹齢推定1000年超の国の天然記念物「ベニシダレザクラ」(紅枝垂桜)の巨木の苗でした。桜の咲く日を楽しみにしていましたが…この可憐な花も市議会議員になった私の姿も見ることなく、翌年秋に69歳の若さで他界しました。
庭のミツバチたちに謝りながら、満開の淡墨桜(うすずみざくら)とセットで2枝ずつ切って、お墓の供花に足しました。すぐにどこからか、可愛いアブが飛んできて…滝桜の花にとまりました。
「願わくば花のもとにて我死なむ その如月の望月のころ」という西行法師の歌が、大好きだった母でした。きっと喜んでくれたのでしょう。(*´ω`*)
