北京五輪閉幕と猪木の誕生日
この場ではまったく触れませんでしたが…連日、熱戦が繰り広げられた北京冬オリンピックは本日20日、閉幕しました。日本が獲得したメダルは合計18個(金3、銀6、銅9)。冬季大会では前回2018年平昌五輪の13個(金4、銀5、銅4)を上回り、史上最多を更新しました。
スキーのジャンプ混合団体で高梨沙羅を含む女子5人がスーツの規定違反で失格となったり、フィギュアスケート男子で五輪3連覇を目指した羽生結弦が氷上の穴にエッジがはまって4回転ジャンプできず4位に終わったり、不可解な裁定やアクシデントもありましたが…
スピードスケート女子の高木美帆が500m で金、1000mと1500m、そしてパシュートで銀を獲得する離れ業を見せたり、スノーボード男子ハーフパイプでは平野歩夢が人類初の技を連発して金メダルに輝いたり、女子ビッグエアでは、村瀬心椛(ここも)が銅メダルを獲得し、冬季大会での日本女子最年少メダリストになるなど、とても見応えのある素晴らしい活躍を見せてもらいました。
本日の最終日も、午前中からカーリング女子決勝の日本代表「ロコ・ソラーレ」が登場し、イギリスに次ぐ銀メダルを獲得して、日本中のお茶の間(=死語ww?)を盛り上げてくれました。
世界的なコロナのまん延や、ロシアによるウクライナ侵攻の噂される先行き不安定な世相の中、常人離れしたオリンピアンたちの躍動に、心が洗われた2週間でした。
本日、令和4年2月20日は、敬愛するアントニオ猪木さんの79歳の誕生日です! やはり〝昭和の国民的英雄〟の長嶋茂雄さんの86歳の誕生日でもあります。一昨年、コロナで亡くなった志村けんさん(享年70)も、今日が誕生日でした。
かつて、プロレス担当記者だった私にとっては、日本のプロレス界の〝生きる伝説〟猪木さんを生で何十回も取材した思い出は、一生の宝物です。ワタシが取材を始めた23年前には、すでに引退されてはいましたが、小川直也や藤田和之らを従えた稀代のフィクサーとして、もの凄いオーラと格闘技界全体への影響力を放っておりました。
当時、自宅のあった米国に出発する前に、いつも成田空港の特別待合室を借り切って、壮大な夢の詰まった〝打ち上げ花火〟をぶち上げてくださり、本当に楽しかったです。荒唐無稽なのに、不思議な説得力のある発言をそのまま書けば、翌朝のバトル面の大原稿になる。そんな超特別なスーパースターでした。
近年は、大変な闘病生活が続いているようですが…ネットで東スポをはじめスポーツ紙の心温まる記事を読み、少しホッとしています。
この写真は2002年、ロサンゼルス道場のオープニングイベントのため、日本から大挙して渡米した選手たちと一緒に、サンタモニカ近郊の岩山を登った際、ワタシが撮った1枚です。