コロナ第6波に苦しむ榛南
久々にコロナの話をします。第6波の襲来による全国的な感染爆発の新規陽性者数の激増に慣れてしまったと同時に…「問題なのは医療と療養の施設と体制の確保、そして重症者の数。毎日、単に検査で陽性になった人の数だけを羅列しても…」という気持ちもあり、最近は県の担当者から届くその日の感染者数と内訳(未成年、成人、高齢者の3区分のみ!)をご紹介する〝必然性〟も薄れてしまった気になっていました。
本日13日、静岡県内では新たに1450人が新型コロナウイルスに感染したことが確認され、7人の死亡が発表されました。日曜として過去最多だった先週の1465人をわずかに下回りました。また、新たにクラスターが4件認定されましたが、そのうち3件が高齢者施設(伊豆の国市、磐田市、菊川市)。残り1件は保育園(熱海市)でした。
牧之原市では30人(未成年8、成人20、高齢者2)。吉田町は40人(未成年14 、成人25、高齢者1)でした。この1週間では、榛南の1市1町では、それぞれ192人の新規陽性者が確認されました。人口10万人あたりで計算すると…吉田町は、668.2人で全県平均(331.3人)の2倍を超えるワースト! 牧之原市は442.5人で、多い方から4番目です!
この数字をどう見るかは、医療関係者や自治体関係者によって、受け取り方はさまざまでしょう。先日、牧之原市の杉本市長が某所で解説したように、学校関係等でクラスターが発生したことや、地域の医療を支える榛原総合病院が、昨年から市民・町民の希望に最大限応える形で、積極的にPCR検査を受け入れていることで…結果的に軽症者や無症状者の数が、他の市町より多く出ているという傾向もあるとは思います。
しかし、連日、県当局の発表数をそのまま伝えるするマスコミ報道を見聞きする住民のみなさまは…「おいおい! なんだか大変なことになってない?」「県全体の数が減少傾向なのに、牧之原も吉田も減るどころか、増えてるよ!」と心配を募らせていることでしょう。
昨日、飲食業関係ではない(=休業要請なし。自主的に休業しても補償なし)接客業の方からお電話をいただきました。「仕事も激減して大変だけど…こうなってくると、それ以上にわれわれ自身も、感染が怖くてたまりません。国も県も、いろいろ考えてはくれているんだろうけど…今回のオミクロン株に対する対策を、早急に実行してください。そして、政治家のみなさんも、苦しんでいる庶民、我慢している私らの気持ちを汲んで、絶対にコロナに罹らないように、不要不急の外食や会合は厳に慎んでほしいよ!!」と胸に迫る御意見をご要望をいただきました。
おっしゃる通りだと思いました。。ひとまず3連休明けの明日からの数字に注目です。