残念な知事の記者会見
昨日予告した川勝知事の記者会見を県庁控室のテレビですべて視聴しました。
川勝知事:「聖隷クリストファーが選ばれるものと確信していました。『個人の力量において大垣(日大)の方が勝っている』ということでしたけれども、野球はチームプレーですから、なかなかに説得力を欠く」
知事のコメントは、正しい現状認識と率直な感想としては評価できましたが…最初から高野連に対して異議申し立てや抗議を行っていない聖隷の上村敏正監督兼校長の品格を絶賛。「無念をかみしめる度量を持つ素晴らしい監督がいる野球部。夏に逆転するんじゃないかという期待が持てる」と…まるで解説者のような口ぶり…。
静岡県のトップである知事として、教育者としての自分自身は、これからも何もしないのだということが言葉の端々から漂ってきて、私はとても残念に思いました。6分に及ぶ長い心境の吐露の最後は「フェアじゃないのではないかと思われてる以上、きちっと説明ができなければ、選抜において大きなミスをしたといえると思う!( ー`дー´)キリッ」で終わってしまいました。
高野連が「大きなミスを犯した」で終わるのではなく…「選手・監督・学校関係者・県民・野球ファンは納得いっていないので、改めて会見なりを開いて丁寧な説明を要望します。それが出来ないのであれば、公益財団法人を返上していただきたい!」ぐらい言ってくれたなら、昨年末に地に堕ちた大多数の県民の川勝知事への信頼も取り戻せたかもしれないのに…「やっぱり、大事な場面で空気を読めない方だなあ…」というのが、正直な感想です。
ちなみに、本日の会見のメーンは、静岡県内で過去最多となる2068人が新型コロナに感染し、2人が亡くなったという非常事態に対する県の対応でした。。コロナ対応を始め、国政にも県政にも関係各位が全力で取り組むべき課題や問題も山積しています。
そういった大変な状況への対応よりも、私が高校野球の全国大会の選考についてばかり「必死に目くじらを立てているのは如何なものか?」と思われる方もいらしゃるかと思います。しかし、私はこれまでも説明してきたように、静岡県の未来を担う、高校生に降りかかったあまりにも理不尽で、不条理な災厄を…「大人の世界はこんなもの」「もっと報われない人たちはいっぱいいる」といったような態度で何もせず、そのままで終わらせてしまうこの国の社会の不文律に対して、激しく憤っているのです。
一事が万時です。間違いなく静岡県民のほぼ100%が「おかしい!」「かわいそう!」と感じているシンプルな事案ですら、解決に向けて本気で動かない政治家を誰が信頼してくれるでしょうか? おかしいことは、とことん「おかしい!」と叫び続けるべきだと、私は考えます。
私と同様に知事会見を見た、この件に怒り心頭の方々のコメントがネットにあふれています。下の匿名投稿には、感心しました!(私が書いたのではありません!(笑))↓↓↓↓
なお。聖隷クリストファーの野球部のOB会が、同校を「33校目」の出場校に選出するよう求めて、インターネット上で署名活動を始めました。すでに1万人を超える署名が集まったということです。
本日の牧之原市の新規陽性者は26人(未成年11、成人15)、吉田町21人(未成年1、成人19、高齢者1)でした。