
全国高校ラグビー大会は本日30日、大阪・花園ラグビー場で2回戦が行われ、2大会ぶり7回目の出場の静岡県代表の静岡聖光学院は、佐賀工(佐賀)に7ー50で敗れ、悲願の3回戦進出を逃しました。
体格と経験に勝るBシードの佐賀工に、低く鋭いタックルを繰り出すも、実力の差はいかんともしがたく、8トライを奪われ完敗でした。それでも後半18分、WTB鈴木君が相手のパスをインターセプトして独走トライを挙げるなど、随所に聖光らしさを発揮して健闘しました。
これで、同校の花園での通算成績は5勝7敗ですが…総得点は350、総失点351と、ほぼ五分になりました。かつてラグビーではからっきし弱かった静岡県の実力の向上を改めて証明してくれました。聖光フィフティーン! 感動をありがとう!!
とはいうものの…ラグビーは本当に奥が深いし、高校の全国大会でシード校を倒して勝ち上がるのは、極めて厳しく難しいスポーツです。
2年前のW杯では、静岡県にゆかりの選手は実質0だったのにもかかわらず…エコパでの強豪国のアイルランド戦1試合の勝利だけで、県は「ラグビー聖地化」を宣言し、ユース世代からの競技普及とレベルアップへの全面支援を標榜しています。
他のスポーツとは明らかに一線を画し、ラグビーへの肩入れと全面支援を公言したのならば…ここから先のさらなる県ラグビー界の実力と人気向上のために、担当部局が知恵を出し合って、真剣に本気で取り組んでくれることを、特別な思い入れのある1ラグビーファンとして切に願ってやみません。

今夜は、日ごろ大変お世話になっている方々との忘年会でした。海の幸、山の幸に恵まれた地域の美味しさと果てしない魅力を改めて実感しました。