榛南水道の統合について
静岡県議会12月定例会は本日21日、「令和3年12月補正予算」など全24件の議案を可決・同意し、閉会しました。補正額は一般会計で約555億円と12月としては過去最大です。
採決に先立つ各常任委員会の委員長報告で、地元榛南地域(牧之原市・吉田町)に関わる2件の重大な報告がありました。
産業委員会の田内委員長からは「榛南水道と大井川広域水道の統合」に関しての質問と答弁の説明がありました。県は先日、吉田町川尻地先の深井戸から取水した清水を牧之原市と御前崎市に給水している『榛南水道』と、焼津・藤枝・島田・掛川・菊川・牧之原・御前崎の7市で構成し、川根本町の長島ダムを水源とする『大井川広域水道企業団』を令和11年4月に統合させることとし、今年度中に7市と基本協定を締結することを発表しました。
これに関して、掛川市選出の小沼委員から…①統合の効果と、②各市への影響について質問があり、当局からは以下のような答弁が行われたそうです。
①「老朽化の進む榛南水道を統合せずに、今後更新するために必要な費用は260億円。事業を統合し、大井川広域企業団の施設を利用する場合は、管路の連結工事を含めても100億円余りで済み、160億円もの経費削減となる」
②「牧之原市は現在、榛南水道と19,500立方メートル/日、大井川広域水道と9,000立方メートル/日」の給水契約を締結しているが…実際に必要な水量は19,200立方メートル/日だけなので、統合でロスを大きく減らせる。ただ大井川広域からだけでは、10,200立方メートル/日足りなくなるが…その分は、掛川、菊川、島田の3市の分の余剰水から融通するので、3市も契約水量を減量させて、基本料金を削減できる」
端的に言って、これから8年後までに、良質な1つの上水道を廃止するわけですから…静岡県は「大井川下流域の命の水は、十分足りています。今もこれからも心配ありません!」と断言してくれたわけです。
建設委員会の坪内委員長には、12月補正議案関連の質疑への当局の答弁として…「国の国土強靭化5カ年加速化対策として、海岸事業では、相良須々木海岸など5海岸5カ所について約7億円を計上し、津波対策として堤防のかさ上げ、侵食対策の養浜などを進めていくとの答弁がありました」と…わざわざ一部の県民しか知らない牧之原市の海岸名だけを言及していただきました。
まだまだ発展途上で、各種のインフラ整備が必要な榛南地域に対する県当局、そして県議会のみなさまの御配慮、御厚情に、心から感謝いたします!!
静岡県議会の『第114代議長宮沢正美・第120代副議長竹内良訓 就任を祝う会』に、出席させていただきました。
立場をわきまえ、一番端の席に座ったのですが…尊敬する正副議長と、県議代表として祝辞を述べる自民改革会議の野崎正蔵代表の感慨深げな表情が、遠目にもよくわかる絶好のポジションでした。
近くには、石川嘉延前知事もいらっしゃいました。亡き父に見せたい光景でした。
第2部は、プロラグビークラブ『静岡ブルーレヴズ』のCRO(クラブ・リレーション・オフィサー)に就任した五郎丸歩さんの講演でした。かつてヤマハ発動機の担当として、W杯で大ブレークする前の日本代表FB五郎丸さんを追い掛けていた元番記者としては…もう、とてつもなく大興奮の1時間でした。
よく誤解されますが、私は目立ちたがり屋ではありません!(笑) 講演終了後には、そそくさと階段を下りて帰ろうとしたら…なんと1階下のフロアで、五郎丸さんとバッタリ遭遇! 期せずして旧交を温めることができました!
交換した名刺を見て驚きました。五郎丸さんのようなスーパースター、著名人が名刺に「会社用」と「個人用」と但書付きで、2つの携帯番号を載せているのです。「やっぱりこの男は凄い!!」と感動してしまいました。
ただし…予想もしなかった状況での再会だったので、写真を撮るのを忘れました!(笑)