榛南一市一町住民安全大会
『令和3年度 榛南一市一町住民安全大会』が本日11日、吉田町学習ホールで開催されました。超久しぶりに、こういった大きな会場で来賓として御挨拶をさせていただきました。
地域住民、警察、行政が団結し『交通安全対策』や『防犯まちづくり』に連携して取り組み『犯罪や交通事故のない、安全・安心を体感できる地域』を実現するための大会です。
昨年はコロナ禍で中止だったので、2年ぶりの開催です。長年にわたり、交通指導員として活動してくださっている方々等、功労者・団体、そして交通安全ポスターコンクールに入賞された小学生のみなさんが表彰されました。
第2部では、専門家によるオレオレ詐欺や還付金詐欺などに対抗する『防犯講座』と…静岡県警察音楽隊による素晴らしいミニコンサートを堪能しました。
第1部の御挨拶では、県警の担当者からいただいた県内35市町における〝死亡事故0連続記録〟の一覧表をもとに、お話させていただきました。
記録上は、本日12月11日まで…牧之原市では541日、吉田町533日連続で交通事故による死亡者が出ていないということになっています。ちなみに牧之原市の過去最長記録は、2017年11月14日から2020年6月18日まで続いた「946日連続」で、これは静岡県内の23市の中でも例をみない歴代1位の記録です。
一方、吉田町の過去最長記録は1053日連続と牧之原市より長いのですが…全12町の中では、うしろから3番目です。ただし、吉田町は人口では上から4番目ですから、特に多いというわけではありません。
テータ的には、優秀な榛南の両自治体なのですが…実は、この記録には抜け穴があります。警察がカウントし、公表している死亡事故数とは…統計上「事故発生から24時間以内に亡くなった方」だけのことを指すのです。
ある日突然。予期せぬ事故に遭い、大けがを負い、治療の甲斐なく何日、何カ月も経ってから。命を落としてしまわれた方々は、この数字には含まれていないのです。現実には、牧之原市も吉田町も私がよく存じていた方も含め、数人の方が事故による臓器損傷や合併症でお亡くなりになっているのです。
「交通事故はいつ起こるかわかりません。自分が被害者にも加害者にもなりえます。コロナもやっと収束に向かい。誰もが開放的な気持ちになり始めた今、これからの忘年会・新年会シーズンに向けてより一層、気持ちを引き締めて、交通ルールを守り、無事故無違反…そして犯罪もない安全で平穏な榛南の年末年始を実現させましょう!!」とお話させていただきました。