静岡県が婚活支援!?
県議会議員になってから、さまざまな〝結婚相談〟を受けることが多くなりました。「仕事一筋で頑張ってきたけど、そろそろ結婚したい」という30~40代の会社員の方や「孫の顔が見たい」という年配の親御さん。「生涯寄り添えるパートナーに出会いたい」というシングルマザーの方からなど、いろいろです。
地域のため、地元のみなさまのためになることなら、いつも張り切って人肌脱ぐ覚悟の私ですが…こういった〝縁結び〟のお願いとなると、かなり身構えてしまいます。困ってしまいます。自分自身、19歳から40代初めまで首都圏で好き勝手に暮らしていたこともあり、こういうことに一番必要な適齢期人脈もお見合い経験もない上に、人様の一生を左右する極めて重大な決断に「私ごときが介入してよいのか?」と思ってしまうのです。
そういうわけで、これまでは最適なパートナーのご紹介だけでなく、なかなかお役に立ちそうな婚活のアドバイスもすることができませんでした。。
しかし、本日の静岡県議会での、伊藤和子県議(64=ふじのくに県民クラブ)の一般質問の「少子化対策に向けた出会いの創出について」というテーマのやり取りを拝聴して、静岡県が県内35市町と連携した『ふじのくに出会いサポートセンター』という組織を設立し、年明けの2022年1月10日からオンラインのマッチングを中心にした様々な婚活サポートの登録を開始するということを、初めて知りました。
これからはご相談を受けたら、真っ先にこのサポートセンターを紹介しようと思います!(笑)
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結婚したいけど、出会いがない…そう思っていませんか?
静岡県と市町が運営する「ふじのくに出会いサポートセンター」では、結婚を希望する方に〝安心な出会い〟を提供し、静岡県で暮らすふたりの未来をサポートします。
センターでは、マッチングシステムを導入し(マッチング開始予定日・令和4年4月1日)、出会いの機会を提供するとともに、ご希望に応じて交際に向けてのアドバイスや交際中の悩み事など、さまざまなご相談に対応します。
対象者:結婚を希望する20歳以上の独身者
募集開始日:令和4年1月10日
利用登録料:1年間1万円、2年間1万6000円
※ただし、令和4年3月31日までに登録を完了された方は、1年間無料
問合せ:ふじのくに出会いサポートセンター利用登録料
【電話】050-5210-8734
※月~水/12:00~20:00、土日/10:00~18:00
本日の一般質問では、山本隆久県議(60=無所属)が「知事の政治姿勢」として取り上げた「リニア中央新幹線整備への対応」という質問と答弁が非常に興味深かったので、一部を要約の上、ご紹介いたします。
山本県議:知事はこれまで「私はリニア推進論者である。しかしながら、大井川の水問題、南アルプスの貴重な動植物への影響の問題を解決しない限り、トンネル本工事を認めるわけにはいかない」とおっしゃってきました。
ところが、6月議会の答弁において、知事は「ウィズコロナ時代には、ビジネス需要は先行きが見通せない状況であるという見解も強まっている」「難工事の対応等により、総工費の見込みが当初の約5.5兆円から約7兆円に増加する見通しになった」「いったん立ち止まって、しっかり考える時期ではないかと思っている」とリニア中央新幹線そのものに、疑問または否定的な答弁をされました。
また、知事選後のインタビューでは「今回の任期中に、リニア問題解決への道筋をつける」とおっしゃりました。一般的に見て、リニア問題の解決とは…①工事の中止 ②南アルプスを迂回するルートへの変更 ③水資源や自然環境保全等のの課題をクリアされ、原案通り工事を行う…の3択になろうかと思いますが、知事の言う「問題解決」とは、どれを指すのかをお伺いします。
また、その「道筋をつける」期間は、残り3年半ですが、どのようなスケジュール感でどのように道筋をつけるおつもりでしょうか?
川勝知事:リニア中央新幹線への対応につきましては、私はこれまでも申し上げてきた通り、現在も「リニア推進論者」という立場に変わりはございません。
その上で、6月議会における私の答弁は、リニアを巡る社会経済環境が、コロナ禍に起因するビジネススタイルの変化など、整備計画を決定した当時とは大きく変化していることから「いったん立ち止まって、しっかり計画を再評価する時期にある」との考えを述べたものであります。リニア中央新幹線整備事業そのものに反対するものではありません。
また、私が考える「問題解決」とは、リニア中央新幹線整備と南アルプスの自然環境および大井川の水資源の保全と両立を図ることであります。そのため、事業者であるJR東海が社会的責任を持って、トンネル工事に伴い南アルプスの自然環境と大井川の水資源へ悪影響を及ぼさない具体的方策を、明確な根拠やデータに基づき、県民が理解できるように説明していただき、流域住民をはじめ県民のみなさまの不安を払拭することが必要であります。
しかしながら、現状においては、県が求める「トンネル湧水の大井川への全量戻し」だけを見ても、JR東海社長や副社長は「全量戻しは、工事中は含まないと認識していた」と発言する等、毎年のように取水制限を余儀なくされる大井川のさらなる流量減少に不安を抱く流域住民のみなさまが強く望む「全量戻し」の重要性を認識しておりません。
環境に悪影響を及ぼす可能性のある事業者としての社会的責任を十分に認識していただき、何晏教への影響をまず回避・低減しつつ、県民が納得できる「全量戻し」の具体的方策をしめすなど、流域住民のみなさまの不安を解消できるような説明が不可欠であります。
スケージュール感につきましては、JR東海の取り組みが肝要であります。国の有識者会議においても、すでに1年8カ月を要していますが、「大井川水問題に関する中間報告」もまとまっておりません。県はこれまでも、JR東海から県の専門部会に対して、環境影響評価についての資料の提出があり次第、できるだけ速やかに意見を提出するなど、環境影響評価の円滑な実施に対して協力をしてまいりました。
これからも、県専門部会において、徹底的に対話を行い、問題解決に向けた道筋を付けてまいります。
※川勝知事の長い答弁は、従来の議会や会見での答弁の焼き直し、繰り返しで…山本県議の「解決の道筋とは?」という質問には、はっきり答えませんでした。
◆本日の一般質問◆
【伊丹雅治(45=自民改革会議)】
1 県事業への民間活力の活用について
2 障がい者の利便性向上について
3 静岡県総合健康センターの利活用の方向性について
4 多様性のある農業について
(1)環境への負荷軽減につながる農業の推進
(2)家族経営体への農福連携の推進
5 都市計画道路谷田幸原線の整備について
6 子どもが抱える社会問題への対応について
【山本隆久(60=無所属)】
1 知事の政治姿勢について
○リニア中央新幹線整備への対応
2 教育行政について
(1)道徳教育の取組
(2)教育委員会における性犯罪根絶に向けた取組
3 現役世代の介護者の負担軽減について
4 富士山静岡空港の利用促進について
5 馬込川河口部における津波対策の推進について
【伊藤和子(64=ふじのくに県民クラブ)】
1 少子化対策に向けた出会いの機会の創出について
2 パラスポーツ普及に向けた情報発信について
3 高齢者が安心して暮らせる地域づくりについて
4 商店街の空き店舗を活用したリノベーションまちづくりの取組について
5 福田漁港・浅羽海岸サンドバイパスの現状と今後の対策について
6 事業者等を守り育てる静岡県公契約条例の周知と取組の進捗管理について
【藪田宏行(74=自民改革会議)】
1 人口減少対策について
2 東京2020オリンピック・パラリンピック出場選手の活躍の継承について
3 磯焼けの課題と対策について
4 静岡の海の保全について
5 小笠地区新構想高等学校計画の今後について