価値ある諸味と蟷螂の斧
5月の竜巻で崩壊した牧之原市須々木の老舗醤油会社『ハチマル』さんの瓦礫の中から奇跡的に救出された特製の黒豆醤油の諸味(もろみ)が入った700㍑の仕込み桶のその後を、地元テレビ局が詳細に、克明にリポートしてくれました。
ボランティアのみなさんが、手作業で撤去した3000枚以上の瓦の消えた屋根や柱の木材や壁の土を重機で取り除き、隙間から、フォークリフトで運び出したこの桶の醤油は、最高級の丹波黒豆と富士山の伏流水、そして沖縄の海塩をふんだんに加え、旨味は濃く香りも立ち、まろやかな風味に仕上がっていくそうです!! 完成が楽しみですね?
そしてそして、このたびハチマルさんは「ポストコロナ・ウィズコロナ時代の経済社会の変化に対応するために新分野展開などの思い切った事業再構築に挑戦する中小企業」に支給される国の『事業再構築補助金』(補助率3分の2、最大6000万円)に、見事採択されました。
お墓参りに行ったら、巨大なカマキリがいました。誰かの生まれ変わりかと思いました。
とっさに『蟷螂の斧(とうろうのおの)』という中国の故事を思い出しました。
私も簡単には踏みつぶされないように…いつかは、このぐらい大きなカマキリになりたいものです!(笑)
◆蟷螂の斧(とうろうのおの) 力のない者が、自分の力量も考えずに力の強い者に立ち向かうこと。むだな抵抗のこと。「蟷螂」はカマキリのことで、カマキリがその前足を斧のように振り上げて、大きな車に襲いかかろうとする様子から、この語ができた。(韓氏外伝)