またも全面撤回と平謝り
「ワタシだって可愛い女の子よ!」と言いたげな我が家のリラちゃん
川勝知事の記者会見は、私が昨日想像したほどは紛糾しませんでした。
知事は、自身の選挙中の集会での「女性の容姿と学力を結び付けている」としか思えない問題発言などについて、今回は最初から自らの非を認め、平謝りしたからです。
「世間を騒がせて誠に申し訳ないと思っています。誠にもって舌足らずというか、支離滅裂というか、日本語になっていない。一言で言えば、不適切そのもの。撤回し、お詫びを申し上げたい」と神妙に話しました。
「録画や文字を見て『こういう発言をしたのか?』と誠にもって面目を失って、恥じ入っています。特に有権者の皆さまに誠に失礼なことをいたしました」「差別はあってはならないし、しないというのが基本的な私の姿勢。そうした差別につながりかねない。はっきり意味の取れないような発言。本当に恥ずかしい内容でした」
これまでの「言ってません」「誤解です」「そういうつもりで言っていません」というような厚顔無恥な態度を一変させ…徹頭徹尾、謝罪したこと自体は、評価できますが…
逆に、何から何まで「日本語として意味不明。支離滅裂」「選挙中は1日に何カ所も回るので、何を言っていたのか自分でもわからない」などと…まさに「あの時の私はどうかしていただけ」という無責任な論調で幕引きを図ろうとしているのは、それはそれで「この人、大丈夫??」と心配になりますよね?
とにかく、誰も好き好んで自分たちの県のトップを批判したくはありません。。まして、川勝知事は同じ大学の大先輩であり、元教授です。
私は、言葉の力を信じ、言葉によって人々と連帯、連携し、少しでも住みよい静岡県にしていきたいと願っています。
自分の言葉を武器に、言葉によって今の立場に立っている最高の権力者が…自分から明らかに異常な暴言、無意識で無自覚な差別意識、選民思想をばら撒いておきながら、後から批判され、追い詰められるといつも「全面撤回」で終わりにしようとする不誠実な態度に、今回は黙っていられませんでした。
ここ最近の私の記事で、川勝知事を応援する多くの方々から、批判的な御意見や御忠告をいただきました。8年4カ月間の私のブログ・メルマガをご愛読の方ならご存じの通り…普段の私は、今思われているほどの〝反川勝〟でもありません。むしろ、県政の施策やイベントを私ほど嬉々として宣伝したり、好意的にPRしている県議もいないと自負しています。
これからも、二元代表制の一翼である議会の一員として、是々非々の立場で最高権力者には厳しい視線で対峙していく所存です。どうかご理解ください。
13日から始まる牧之原市議会の一般質問の「通告一覧」が公表されました。10月の選挙後の新しい布陣による初の一般質問には、過去最多の12人もの市議が登壇します。
8人の新人は全員、それぞれが問題視するテーマを掲げ、1時間の持ち時間で質問に立ちます。楽しみですね?