若者で他所者で馬鹿者の挑戦
この秋、26歳の若さで政治の世界にチャレンジするという片浜区在住の石山和生(かずみ)君の事務所開きに、杉本市長とともに来賓としてご招待いただきました。
昨日の『牧之原市長・市議会議員選挙立候補予定者説明会』(主催:牧之原市選挙管理委員会)で、来月10月24日投開票の市議会議員選挙に向けて、16の定数に対し22名(現職12、新人10)の陣営の方々が参集しました。
牧之原市始まって以来の大激戦を目前に、このところ週末を中心に市内のあちらこちらで立候補予定者の方々の事務所開きが行われています。市長や地元国会議員と同様、私も地域で唯一の県議会議員として、お声を掛けていただいた方々の式には、必ず伺い御挨拶させていただいています。(これから事務所開きの陣営のみなさん! ご連絡をお待ちしています!!)
もちろん、私は立場上、特定のどなたかだけに肩入れすることはございません。一部でそういった噂を吹聴されていますが…私は、頼まれれば喜んでどなたにも推薦の言葉を書かせていただきますし、激励の〝為書(ためがき)〟もお渡しします。式典では、応援の御挨拶もさせていただいています。ただし、公平を期すために、これまではそのことをこの場やSNSでは記述してきませんでした。
では、なぜ今日は石山君のことを特筆して紹介することにしたのか??? それは、牧之原に移住して2年にも満たない彼は、下の後援会入会募集用のリーフレットに自分で書いているように、何から何まで異質で珍しい無名の若者だからです。つい2週間前までは、政治家に不可欠な〝3つのバン〟…①地盤(=地元民の支持)②看板(=知名度)③鞄(=資金)のすべてが、彼にはまったくありませんでした。
しかし、ここにきて本人の努力と頑張りで、居住している片浜区のみなさんから、熱い熱い声援と推薦を得て「地盤」だけはゲットしたことで、勤務しているマキノハラボ(旧片浜小学校内)の有志のみなさんの応援を受け、一気に態勢を整えて昨日の説明会に断トツの最年少で参加したのです。
朝から、台風14号の接近する大雨の中、多くの区民のみなさまの見守る中、明るく元気に自身の夢と希望と熱意を語っていました。昨日までは、市内の他地区の市民のほとんど誰も知らなかった超無名の若者が、来月には「間違いなく台風の目になる」ということを私は確信しました。
地域の活性化や組織の改革を成し遂げることのできる人材は…〝3つの者〟だと言われています。。すなわち…①若者②よそ者…そして③馬鹿者です。。石山君は、見事なまでに全部あてはまっているのです。彼は、有名大学を出て東京の一流企業に主席で入社したという秀才ですが…田舎の牧之原の美しい自然環境と住民の方々の優しさにホレ込んで、出世コースを投げ捨てて、この地に移住してきてしまったという〝大バカ者〟です。このまま、この地に永住を誓ってもいます。
今までこの地域には存在しなかった異色の青年の壮大な挑戦を、自分が26歳の時には故郷へのUターンや政治家になることなど露ほども考えていなかった私は…親のような気持ちで、温かく見守っていきたいと思っています。