静岡県の対応について
静岡県の川勝知事は本日16日の昼過ぎに緊急の記者会見を開き、国に対して「緊急事態宣言」の適用要請と現在25市町に発出中の「まん延防止等重点措置」の適用区域を、川根本町を除く34市町に拡大することを発表しました。
静岡県では15日の時点で、病床占有率60%を超えていて医療提供体制が危機的な状況です。直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数も「56.9人」と、国の定める最悪のステージ4(25人以上)の倍を超えています。ちなみに牧之原市は同41.7人。吉田町は同45.2人。。こういった現状を鑑み、知事は本日の朝、国に対して緊急事態宣言の適用要請を決断したそうです。
状況も意図も理解はしますが…問題はタイミング。県議会の最終日の本日は、午前中に川勝知事自らが、まん延防止等重点措置適用で発生する協力金(25市町分!)等の捻出のため、新たに164億5000万円の追加の補正予算案を提出し、壇上でその議案説明も行っていました。しかし、その中では昼からの記者会見の内容は、一切触れませんでした。
先週までに県が決めた25市町への協力金等のための追加の補正予算を議会最終日に提出して、即日に議決を求めたわけです。その場で「実は、急激な感染拡大で、さらなる対策を取らなければならない状況です。内容は…」と、どうして言ってくれないのでしょうか?
いずれ先決処分か臨時議会を開いて、今日の決断分の補正予算を再提案しなければならないのに…今日の提案時には、何も腹の内を明かさないで、議案が委員会に付託されて「各委員会で内容を審議している間に、緊急記者会見で先にマスコミに発表するのは、信義違反でしょ?」と思うわけです。
補正予算の説明の際に、新たな予算確保の必要な施策のことを口にしたら…「それなら、再度予算を組み替えて出し直せ!!」と最大会派から指摘されると面倒だと思われたのかもしれません。
しかし、遅かれ早かれ、今後さらなる財政負担が生じることが明らかな重大事案を、議会に説明する前に記者会見を行ってマスコミに発表したことは「明らかな議会軽視ではないだろうか?」と、私は思わざるを得ません。
牧之原市の誇る美しい静波海水浴場に、トロピカルなムードを醸し出す駐車場前の歩道のソテツ並木ですが…
「尖った葉っぱが、顔の位置まで垂れ下がっていて危険だよ!」という市民からの苦情が、昨日私に寄せられました。この辺りの海岸線の管理は、静岡県の管轄なのです。
なので本日の議会前に、所管の御前崎港管理事務所に電話して、相談してみたところ…な、な、なんと、担当者がその足で現地に確認に赴き、そのまま綺麗に剪定してくれました!! ちょっと信じられない素早い対応に、感動しました!!(*'ω'*)
これぞ、公務員の鑑です!